抗がん剤中の、というか病気やけがの時の電車・バスについて

抗がん剤の投与の送迎は父がしてくれているが

メンタルクリニックや、その他の用事では
公共交通機関を使う（ケモブレインで車の運転をセーブしている）

抗がん剤投与時もたまに、父の都合によっては、電車・バスを使用しなければならないことも。

うちは大学が近く。始発バスは大学発。
病院は大学病院、始発バスは大学病院発。

バスで座れたこと、なかなかないや。優先席には若者が・・・。

病気になって、初めて気が付いた。
（初めてって言うのは、ちょっと大げさ）

サラリーマンや学生が席に座ってるのが当たり前の姿に。。

しかも、大学は学校の先生を育てる学校。
大学病院は大学併設（医療者を育ててるわけね）

若者は皆楽しそうに、友人とキラキラお話してる。

何が言いたいのって？

私だって若いころは自分しか見えてなかった。
（というか、いつも疲れてた）
若くたって座れるなら座りたい、友達ともお話したい。

会社帰りは座りたい。ひと眠りしたい。

その気持ちわかる。

でも、目の前の私は、正直もっと座りたい。。。
甘えって言う人もいるかな？

見た目じゃわからないなら（手術後も、そうだろうけど）
なにか目印をつけたい気分になる。
（妊婦マークみたいな？）

あぁ。こういう気持ちなんだな。
経験したら、世界が広がる。

病院発着のバスだもの（自分も、座ってたから、偉そうなこといえないけどさ）

ケア帽子の存在は知っててほしいな。
外来見学参加してる学生さんよ。
患者さんは外来の時だけが、患者さんじゃないのです。生活全般が闘病なの。

知っててほしいな。

指毛が復活してる

ただいま。
米ぬかから帰ってきました。

休憩の際、明るい店内で初めて気が付いたけど（私は視力がとても悪いです）
指毛が復活してきてる～(+o+)

私、毛深い方なのです(;_:)

そのせいか、無駄毛というのはそういうものなのか
腕やふとももの無駄毛はま健在。
背中もあるな。※まゆ毛とまつ毛もまだ耐えてくれてます（喜）

ただ、指毛や眉の無駄毛は抗がん剤前から処理（抜いたりそったり）してたので
点滴後、新しく生えてくることはありませんでした。
処理する意識も忘れてた。(+o+)

でも今日新しく生えてる毛を発見。

なんというたくましさだ。無駄毛なのだけども(笑)

肝心の髪の毛やアンダーは当たり前だけど、つるつる。

いや～人間の身体って、とってもふしぎですねぇ（水野晴男風に）

ヨガにいく。(日記）

お花見らしきことをしないまま、今日の雨で桜の見ごろが過ぎそうです。
今くらいもきれいですよね。風に吹かれて、空気がほんのり淡い花色になって夢の中みたいで。

昨日、結構移動したから眠剤なしでトライしたら、眠れず・・・。

9時半からヨガだったけど雨だしどうしようかと寝床で迷いながら・・・・
えいやっと行ってきました。

雨の中、先生のお宅に向かって農道を歩く。
田んぼの中で、白鷺が餌をついばんでいる。

私の住む町は、相当な田舎であるが、
どういうことなのか
田舎だからこそなのか、こうして徒歩5分圏内に、米ぬか酵素の店もヨガの先生のご自宅もある。どちらも遠方から、車でわざわざ通っている方もいるというのに、
眼科も歯科（家の目の前）も耳鼻科も、大きい外科の病院も、ちょっと車で15分のところに大学病院もあるなんて、なんとも、ありがたい土地の縁だと思う。

白鷺と田んぼを見つめながら、歩くと先生の邸宅が見えてくる。
農業用水の隣を歩きながら、いろんな考えがわいてくる。
今までの人生の努力とか、これからのこととか、いろんなこと。

「しょうがないじゃん」
声に出してつぶやく。
ほんとうに、その通りな気がしてくるから、不思議である。

「し～んぱ～いないからね～」
とKANさんの名曲「愛は勝つ」を替え歌にして歌ってみる。
少し、元気がでるから不思議である。

ヨガ、本日は9人受講の大人数であった。ほとんどの方が、私より10～20は年上だと思われるが、180度開脚ができていて驚く。
私は、180度開脚など、できない人が世の中の大半を占めると思って生きてきたが
そのため、自分が開脚できないことを、へぇ。。。くらいにしかとらえていなかったが
ココでは、私の予想に反して、開脚人口が大半である。
私などは、ほぼ足が開かず、開脚には程遠く、今朝見たばかりの白鷺の折れ曲がった関節のようにイテテ・・・と、膝を折り曲げながらのストレッチである。

見た目は白鷺のような美しさはなく、ただのヨレヨレばばぁであるが。。

足の指のグーパーもできやしない。足の指を広げることもできやしない。今まで意識にすらしてこなかったが、私の基礎体力は、随分低下しているのである。
ちなみに、先生のヒップは横から見ると重力に反してプリンっと上向きで、これぞ桃尻と言わなくて何なのか、というおしりである。

眠いのを我慢して、受講したかいがあった。90分でなんと500円。
素敵なお宅で相変わらずちりひとつなく、庭でとれたハーブの香りが漂うお宅にタイざぃするだけでも価値がある。その上、先生のレッスンを受講できて、なんだか身体にいい動きを、真似て500円。なんと素晴らしい時間であろうか。（感嘆）

そして、午後は今から米ぬかに入って、身体を温めよう。

明日はいよいよ病院。そしてサンマットも届く。今日、「玄心スープ」も届いた。

我ながら、今まで質素な生活を続け、若いころから化粧もほとんどせず、コツコツ働いてきた方だと思うが、
最近のお金の消費っぷりのことよ。
金銭感覚はマヒし、異常警報鳴りっぱなしである。

「しょうがないじゃん」
しょうがないのだ、病気なんだから。
早く治せば、きっとまた働けるんだから。

「しょうがないじゃん」
癌になるような、身体の基礎が壊れてしまったんだから
イチカラ、イマカラ、基礎を築きあげるんだから。

輝かしい浅田真央さんだって、あんなに輝かしい選手ですら
引退したら、また別の夢や目標に向かっていくのだ、とご本人が言っている。

あんなすばらしい真央さんだって、一から始めるのだ。

私ごときの人生の基礎なぞ、またコツコツ積み上げなおすことなんて、大したことないのだ。きっと。

そして、きっと私なりにもっと幸せになるのだから。