爺々の雑記帳

定年退職後の出来事や思いを書き留める

慢性の痛みが軽減

2016-08-05 07:38:59 | NHKためしてがってん

 リウマチの痛み7年、24時間痛みと戦い、様々な薬を処方されたが一向に効かない。
こんな方が、簡単な方法で、歩くのもままならなかったのが、たった10分で普通に歩け
るようになるという、まゆつばの様な話。あなたは信じられますか。
NHKのテレビ番組で紹介しているのだから信じても良いのではないだろうか。

 その内容を紹介します。
街を歩いていたカップルに協力して頂く。それは5分間ハグをしてもらうのです。
始める前に唾液を取り、ある物質の量を調べておきます。5分間のハグ後再び唾液を取り
物質の量を計ります。するとその物質の量は60代の夫婦が34%、30代の夫婦が66%、
20代の女性友達同士が84%増と劇的に増えていたのです。

 その物質の正体はオキシトシンという脳から分泌されるホルモンです。日本ではまだ
なじみが無いが、スエーデンでは誰でも知っているホルモンらしい。

 オキシトシンって何?

 痛み、不安、ストレスは脳に強烈なストレスとなります。脳内では扁桃体という部位が
異常に興奮します。1時的なものなら良いのですが、慢性的なものになると扁桃体は興奮
しっぱなしとなります。そこで活躍するのが前頭前野です。
扁桃体の興奮を必死に抑えよ
うとします。しかし慢性的な痛み等は前頭前野をもっても扁桃体の興奮を抑えきれないの
です。そこで活躍するのがオキシトシンというホルモン。扁桃体の興奮を抑えてくれるのです。

 人間の祖先である猿類は仲間内でけんかしても直ぐにハグして毛づくろいをし、興奮を
抑え仲間の結束を乱しません。これと同じような機能が人間にも残っているのです。
これはタッチケアーと言われ、触れる、なでる、抱き合う事でオキシトシンを分泌させ
脳の興奮を緩和するのです。
 脳は、慢性の痛みにストレスを感じ、痛みを増幅し、不眠となりストレスから高血圧に
もなっている事もあります。

オキシトシンは慢性的な痛みを緩和してくれると説明しています。又 番組では這回や
暴力的な言動を繰り返す認知症の母親が、マッサージをしてあげることで、劇的の改善
を見た例も紹介されています。

 マッサージの方法

 椅子の背やテーブルにもたれて楽な姿勢をとってもらいます。両方の手のひらをぴったり
背中に付け、背中全体をゆっくり回転する様に撫でます。1秒間に5cm程とゆっくり
背中にアイロンをかけるイメージ。1回10分が目安です。
  

 私は慢性の痛み等はありませんが、慢性痛のある方、認知症の家族をお持ちの方、是非
お試しあれ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿