青山学院新主将の泉口選手(右)とNTT西日本の小泉選手
和歌山日高ボーイズ・マリナーズのOB戦が2日、御坊市民球場であり、今秋のプロ野球ドラフト会議が解禁となる大阪桐蔭出身で、青山学院大学主将の泉口友汰内野手(21)=河南中出身、177センチ・80キロ、右投げ左打ち=と、NTT西日本の小泉航平捕手(20)=同、179センチ・84キロ、右投げ右打ち=が揃って参加。泉口選手は「大学野球日本一」、小泉選手は「まずは出場機会を増やしてプロを目指したい」と活躍を誓った。
OB会には大阪桐蔭や智辯和歌山、光星学院など強豪校で活躍する現役高校生はじめ大学、社会人ら58人が参加。このうち、大阪桐蔭で不動の遊撃手として第89回選抜大会優勝を経験し、新チームから青山学院野球部主将に就いた泉口、翌年、大阪桐蔭で甲子園春夏連覇を達成して社会人野球のNTT西日本に入社した小泉の今秋ドラフト候補の2人も元気な姿を見せた。泉口選手は痛烈な右越打を放つなど攻守に活躍し、小泉も強肩ぶりを発揮。試合後の本塁打競争ではともに決勝に進んで柵越えを放ち、小泉選手が優勝した。
マリナーズ、大阪桐蔭で小泉選手より1学年上の泉口選手は、青山学院入学後に2年から正遊撃手を奪い、春秋ともに18安打を記録し、秋はリーグ打率2位。昨年の3年秋リーグ戦では3番・遊撃手で10試合全試合にフル出場し、打率・343、1本塁打で2部最高殊勲選手を獲得するなど一躍ドラフト候補に。泉口選手は「西川先輩(マリナーズ出身で青学の主将)の後を引き継いで主将としてチームを引っ張る。大学日本一を目指したい」。
大阪桐蔭時代からドラフト候補にも挙がり、NTT西日本に入社した小泉捕手は、入部直後の2019年JABA東京スポニチ大会予選でスタメンに抜擢され、近畿最終予選、JABA岡山大会にも出場。第45回日本選手権初戦の沖縄電力戦では、8回からマスクをかぶり、入社1年目に社会人野球の2大大会出場を果たした。昨年は、唯一開催された都市対抗の近畿地区予選初戦のNOMOベースボールクラブ戦に途中出場したが、新型コロナの影響で活躍の機会が奪われた。入社3年目を迎えた小泉選手は「今年はプロ解禁年になる。まずは多くの試合に出場してドラフト会議で指名されることを目指したい」と話した。
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