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志賀小校舎増築建屋姿現す 工期タイトも年度末完了へ順調 〈2021年1月28日〉

2021年01月28日 08時30分00秒 | 記事


姿を現した増築校舎


 日高町は、令和3年度から比井小を志賀小に統合するのに向け、志賀小の改築工事を進めており、増築建屋の外観が姿を現した。校舎と体育館の改修も含め、新型コロナウイルス感染拡大の影響もある中、工期を詰めて進めてきたが、2月中に最終の内装を終える見通しとなり、全体的な工事も計画通り。3月中下旬に仮設校舎から新しくなった校舎への引っ越し作業に移ると見られ、統合関連で比井小で3月下旬に閉校式を予定通り行うとしている。

 町は志賀小の体育館横の配膳室を撤去後に平屋の増築校舎を建て普通教室1室を確保。町道路線変更で用地を広げ、現校舎東端に平屋の増築校舎を建設。普通教室3室と配膳室やトイレを整備。合わせて教室の床や校舎内トイレなど現校舎全面改修と多目的トイレの設置など体育館部分改修もする。校舎増築、改修、駐車場造成など概算総事業費は6億9500万円。
 統合へ向けた整備は、期間が迫られて計画されており、工事をスムーズに進めるために重要な夏休み期間の活用も例年と違い、コロナ禍の影響を受けて今年は少なく、このため、全体的にタイトなスケジュールとなっている。
 児童が勉強できる場を確保した上で施工するため、同校グラウンド南側にプレハブ平屋の仮設校舎棟を昨年8月に完成させ、増築部分の基礎、校舎や体育館の改修などを行い、12月末で進ちょく率57%。以降は急ピッチに進め、1月末で80%を超える見込みと順調。
 2月にはロッカー設置や美装などの内装を残すだけで、3月中下旬の引っ越し作業に移る予定で、町教委は「工事関係者に協力を頂いて、順調に進めてこられた。グラウンドに建てられている仮設校舎は統合後に残るが、4、5月中には撤去したい」としている。
 統合関係では3月28日に比井小学校閉校式を予定。森順教育長の開式の言葉に始まり、国歌斉唱、松本秀司町長の式辞、経過報告などを行い、三原章宏校長の閉校挨拶の後、校旗返納、校歌斉唱で締めくくる。式典内容は新型コロナウイルス感染拡大を考慮して変更の可能性もあるが、閉校式後の閉校記念行事も地域住民らで検討している。


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