うがち初めの儀を行う三浦御坊市長
御坊広域行政事務組合(管理者・三浦源吾御坊市長)が平成29年度に着手した御坊広域清掃センター=御坊市名田町野島=のマテリアルリサイクル推進施設整備及びごみ焼却施設基幹的設備改良工事の安全祈願祭・起工式は18日、同センターで行った。総事業費は約48億円で、基幹的設備改良工事は今年度から令和5年度にかけ焼却炉など主要設備・機器を更新し、令和6年4月から供用開始する。
安全祈願祭には構成6市町長や組合議会議員、工事関係者が出席。岡田朝臣・山口八幡神社宮司が神事を執り行い、地鎮の儀で施工監理の福永和弘・(株)東和テクノロジー関西支店長が刈初めの儀、三浦市長がうがち初めの儀、設計・施工の崎山芳行・三井E&S環境エンジニアリング(株)代表取締役が鍬入れの儀を行ったあと、玉串奉奠で工事の安全を祈願した。
続いて起工式を行い、三浦市長が「十分な現場管理と安全対策を実施され、持てる技術を存分に発揮して施設を建設していただきたい」、崎山代表取締役が「ノウハウ、経験を生かし、皆さんのご期待に応え、地域住民の皆さんに愛される施設になるよう万全を尽くします」とあいさつ。
本体のごみ焼却施設基幹的設備改良工事は、稼働後22年が経過し、老朽化が進んでいるため、新施設建設ではなく、既存施設を有効活用し、整備費用を抑えながら延命化を図り、令和20年度まで稼動させるとともに、新たに地球温暖化対策を施し、二酸化炭素排出量削減を図る。
今年度は共通系機器の更新、計量器の増設などを行う。焼却業務への影響を少なくするため、2系列ある焼却炉、燃焼ガス冷却設備、排ガス処理設備などの更新は令和3年度から2カ年かけて実施する。令和5年度は共通系機器やエレベーターの更新、煙突の塗装工事を行い、令和6年4月から供用開始する。施設の処理能力は一日147トン。
廃プラスチックのリサイクル率を向上させるためのマテリアルリサイクル推進施設整備工事は、今年度からとりかかっており、来年度にかけてセンター敷地内にある旧焼却施設をすべて解体撤去し、跡地に廃プラスチックストックヤード施設を建設する。令和4年4月から供用開始する。
このほか、一般持込動線改良工事は、一般ごみ直接持ち込みの車両台数増加に伴い、搬入動線改良工事を行い、安全性と利便性を向上させる。今年2月末完成予定。
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