花束を手に万歳でトップ当選を喜ぶ前田氏と妻の充さん
任期満了に伴う印南町議会議員選挙は8日に投開票が行われ、4人超過の激戦を勝ち抜いた新選良12人が決まった。8年前の前回、新人でトップを飾った前田憲男氏(59)が533票を獲得し連続のトップ当選。当落線上4人が27票差内と混戦となったが、現職で最年長の杉谷考祥氏(75)、新人で最年少の片山智文氏(48)が滑り込み、現職の藤薮利広氏(61)、新人の津井雅人氏(69)が競り負けたほか、新人の丸山則枝氏(66)、有本洋一氏(68)も涙をのんだ。当日有権者数は6819人(男3199、女3620)、投票率は82・64%。投票総数は5635票、無効49票だった。
前田氏は8年前の前回に続いてのトップ当選を飾った。真妻郵便局近くの選挙事務所には多くの支持者が集まり、万歳三唱や乾杯などで当選を祝った。
後援会長の太田忠志・上洞区長は「トップ当選する自信はあったが、これもすべて皆さんの頑張りのおかげです」と感謝した。日裏勝己町長も駆け付け「2回目の選挙は難しいと言われるが、前田さんの日ごろからの行いはもちろんだが、皆さまの絶大なるご支援のおかげ」と、支援者の労をねぎらった。
地元の子どもらから花束を受けた前田氏は「1番で当選させていただきありがとうございます。悔いのない運動をしてきた。大勢の方にお世話になりました。公約はと聞かれると特にはないが、どんな議員になりたいかと聞かれれば、地元のことはもちろんだが、町内全体を見わたせる議員になりたいと言ってきた。最後まで支えてくれて本当にありがとうございました」と頭を下げた。
連続のトップ当選に「8年間の議員活動を評価していただいたのではと思っている。8年前より得票を減らしたが、前回は真妻地区の有権者数を超えられなかったが、今回超えることができた」と地元の絶大な支援に改めて感謝し、「人口減少対策や山間部の不便さ解消などに取り組みたい」と力を込めた。
その他の主なニュース
● 印南町議選 堀口晴生氏が貫禄の最多7選飾る
● 由良町、7日のコロナワクチン集団接種で誤接種の可能性
● 日高地方Uターンフェアに学生ら34人来場
● 山﨑さん(御坊市)がだるま屋本舗駅前店を開業