第70回近畿中学校総合体育大会・陸上競技は6、7日、神戸総合運動公園ユニバー記念陸上競技場で開き、共通男子砲丸投で大成中3年、永江翔太朗君が14メートル29をマークし優勝した。決勝で14メートル台を出したのは永江君だけ。初の近畿大会に緊張しつつも、最後の6投目で記録を伸ばし頂点に立った。
14メートルを目標に挑んだ1投目は14メートル03と良い滑り出し。2投目は13メートル台、3投目は14メートル01と調子を戻し、気持ちを切り替えた後半は5投目が14メートル11、6投目で14メートル29を出し優勝を決めた。
緊張で堅さが見られたが、後半は少し気持ちがほぐれ14メートル台を連発、他の選手を寄せ付けなかった。
今季は通信陸上県大会で自己新の14メートル99、県中学総体で14メートル66をマークし、2大会連続で全日本中学校陸上競技選手権大会の標準記録を突破と好調。新型コロナの影響で、練習会など他府県の選手と交流する機会がないまま迎えた近畿大会は会場の空気にのまれたが、6投中4投で14メートル台を出し安定感を見せた。
永江君は「大会の空気が違い緊張しました。15メートルを出すのが目標だったので記録は悔しいけれど、優勝できて良かった」と振り返り、17日から茨城県で開幕する全日本中学陸上選手権に向け「本番で力を出せるよう平常心で投げ、県記録を狙いたい」と意気込む。
このほか、管内勢は1年男子100メートルで瀧本瑛太君(松洋中)が11秒80で6位、共通男子3000メートルで福居京弥君(大成中3年)が9分19秒12で7位と健闘した。
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