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日高町、美浜町で「田中3きょうだい体操教室」開催 〈2025年2月13日〉

2025年02月13日 08時30分00秒 | 記事


側転などを指導する理恵さん、佑典さんら

3きょうだいがバク宙などを披露した


 2012年ロンドン五輪に出場した田中和仁さん(39)、田中理恵さん(37)、田中佑典さん(35)の「田中3きょうだい体操教室」が12日、日高町と美浜町の各小学校で行われた。県内の子どもたちに体操の楽しさを伝えようと、ボランティア活動で県内小学校を回る事業で、日高地方では初開催。3きょうだいは「地域に育てられた恩返しになれば」と指導、金メダルに触れる機会などもあり子どもらは大喜びした。13日午前には由良小を訪れる。
 実行委員会と(株)島精機製作所が主催で、3きょうだいが指導にあたり、父の田中章二さん(74)が助手を務めた。12日午前は内原、志賀小、午後は和田、松原小で実施。志賀小では、ウオーミングアップに続き、前転、後転、側転などマット運動を中心に行った。
 デモンストレーションで「バク転」「バク宙」を演技する場面もあり、児童らは拍手喝采。ロンドン五輪銀メダル、リオ五輪金メダルに触れる機会も設け、参加記念グッズ(シューズケース)をプレゼント。6年生の前井透君(12)は「リレーしたり、後転や側転で手の着き方など有名な体操選手に教えてもらえて楽しかった」と喜んだ。
 この日、日高町の内原小と志賀小では子どもに十分に体験させようと児童だけの対象で、美浜町の和田小と松原小では児童のほか、保護者らも見学した。
 田中3きょうだいは競技生活引退後、和仁さんが田中体操クラブ代表を務め、理恵さん、佑典さんがゲストコーチで活動。平成30年から県下各市町村小学校で同体操教室を開いており、和仁さんは「積極的で、側転では、できない子もチャレンジしてくれる姿勢もありうれしかった。13日で県下30市町村の半分の小学校で開催でき、今後も体操に親しんでもらえるよう頑張っていきたい」と話した。


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