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印南町コロナ対策 有効活用で「生活の幅広がった」 支援補助事業、申請期限迫る 〈2021年1月20日〉

2021年01月20日 08時30分00秒 | 記事


新しい生活様式対応へ有効活用を


 印南町が、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業(2次補正)を活用し感染症対策支援策第3弾として実施しているカメラ機能付きパソコンやタブレット端末購入費を補助するリモートコミュニケーション推進補助金の申請受付期限は今月末まで。「新しい生活様式への対応 ウィズ・コロナ」に向けて有効活用を促す町は「利用される人は至急申し込み下さい」と呼びかけている。

 同町は「町民の生活と地域経済を守り、支え、印南町の未来を切り開く」をスローガンに、新しい生活様式を推進しようと、カメラ機能付きパソコンやタブレット端末購入費を1世帯上限5万円を補助するリモートコミュニケーション推進補助金のほか、65歳以上の高齢者を対象にスマートフォンの購入費を上限2万円を補助するいきいきシニアスマートフォン活用推進補助金、事業者向けには飛沫防止フェイスシールドや非接触型体温計など補助対象となる経費を1事業所上限5万円を補助するコロナウイルス対策備品購入補助金を国の2次補正を活用して導入し8月7日から申請受付を開始。
 18日現在の申請状況はリモートコミュニケーション推進補助金930件、シニアスマートフォン活用推進補助金は278件、備品購入補助金は144件。町は活用を促そうと補助金交付申請書兼請求書を添えたPRチラシを配布、ドコモショップ御坊店の協力で高齢者を対象にしたスマートフォン教室を開講するなど有効活用に向けた取り組みを進めた。
 申請受付開始から2カ月(10月13日)経過した時点ではリモート290件、スマートフォン81件、備品57件だったが、コロナ終息のめどが立たず昨年末からは全国的に感染が拡大する状況もあり、申請数は10月からリモート、スマートフォンは3倍強と大幅に増えている。「新しい生活様式への対応 ウィズ・コロナ」と「地域未来構想(印南町ICTスマートタウン構想)の実現」を推進するための施策の一環で実施したもので、町民もコロナ禍の中、新しい生活様式を実践しようと有効に活用していると見られ、補助金を活用しスマートフォンとタブレットを購入した60代後半の男性は「タブレットやスマートフォンで映画やスポーツを見たり、遠くの孫とテレビ電話をしたり生活の幅が広がった」と話している。
 申請はいずれも申請書兼請求書に必要事項を記入し関係書類などを添えて、パソコンは総務課(電話42・1736)、スマートフォンは住民福祉課(42・1738)、事業者の備品購入は企画産業課(42・1737)で受付中。事業に関する問い合わせは各課で受け付けている。


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御坊広域清掃センター 事業費48億円 令和6年春供用 焼却施設設備改良 廃プラ施設も 〈2021年1月19日〉

2021年01月19日 08時30分00秒 | 記事


うがち初めの儀を行う三浦御坊市長


 御坊広域行政事務組合(管理者・三浦源吾御坊市長)が平成29年度に着手した御坊広域清掃センター=御坊市名田町野島=のマテリアルリサイクル推進施設整備及びごみ焼却施設基幹的設備改良工事の安全祈願祭・起工式は18日、同センターで行った。総事業費は約48億円で、基幹的設備改良工事は今年度から令和5年度にかけ焼却炉など主要設備・機器を更新し、令和6年4月から供用開始する。

 安全祈願祭には構成6市町長や組合議会議員、工事関係者が出席。岡田朝臣・山口八幡神社宮司が神事を執り行い、地鎮の儀で施工監理の福永和弘・(株)東和テクノロジー関西支店長が刈初めの儀、三浦市長がうがち初めの儀、設計・施工の崎山芳行・三井E&S環境エンジニアリング(株)代表取締役が鍬入れの儀を行ったあと、玉串奉奠で工事の安全を祈願した。
 続いて起工式を行い、三浦市長が「十分な現場管理と安全対策を実施され、持てる技術を存分に発揮して施設を建設していただきたい」、崎山代表取締役が「ノウハウ、経験を生かし、皆さんのご期待に応え、地域住民の皆さんに愛される施設になるよう万全を尽くします」とあいさつ。
 本体のごみ焼却施設基幹的設備改良工事は、稼働後22年が経過し、老朽化が進んでいるため、新施設建設ではなく、既存施設を有効活用し、整備費用を抑えながら延命化を図り、令和20年度まで稼動させるとともに、新たに地球温暖化対策を施し、二酸化炭素排出量削減を図る。
 今年度は共通系機器の更新、計量器の増設などを行う。焼却業務への影響を少なくするため、2系列ある焼却炉、燃焼ガス冷却設備、排ガス処理設備などの更新は令和3年度から2カ年かけて実施する。令和5年度は共通系機器やエレベーターの更新、煙突の塗装工事を行い、令和6年4月から供用開始する。施設の処理能力は一日147トン。
 廃プラスチックのリサイクル率を向上させるためのマテリアルリサイクル推進施設整備工事は、今年度からとりかかっており、来年度にかけてセンター敷地内にある旧焼却施設をすべて解体撤去し、跡地に廃プラスチックストックヤード施設を建設する。令和4年4月から供用開始する。
 このほか、一般持込動線改良工事は、一般ごみ直接持ち込みの車両台数増加に伴い、搬入動線改良工事を行い、安全性と利便性を向上させる。今年2月末完成予定。


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黎明会 「和佐の里サテライト川辺」地鎮祭

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2020年12月 データバンク

2021年01月19日 08時29分59秒 | データバンク

1日
御坊署年末年始特別警戒出発式御坊市名屋に巨大イルミネーション登場美浜町消防団非常呼集訓練陸上自衛隊和歌山駐屯地第304水際障害中隊長兼和歌山駐屯地司令に石黒仁氏着任

2日
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3日
鳴滝歌会が創立60周年記念歌集「鳴滝」第五集発刊第3回由良町学校教育環境在り方検討委員会で町内3小統合に賛成の結論

4日
MRC(メタボランニングクラブ)が好調活動中大和歯車製作(株)第3工場竣工式

6日
道の駅白崎海洋公園で1周年記念イベント

9日
JA紀州のスターチス「シンジーシルバー」が、国内最大手花き卸売会社「(株)大田花き」の第16回フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA新商品奨励賞を受賞

10日
公務員に冬のボーナス支給小竹八幡神社で手水舎の竣工奉告祭

11日
印南町を縦貫する国道425号線が38年の歳月かけ全線整備完了へ

12日
御坊駅前商店街振興組合主催のGoTo商店街地域魅力発信事業in御坊」がスタート

13日
御坊市総合計画実施計画策定委員会が令和3年度から3年間で着手・実施する89事業を採択

14日
日高川町議会一般質問で、現職・久留米啓史町長が次期町長選挙に再選出馬を表明県立高校の再編で、宮崎泉教育長が、再編整備プログラム案の年内公表を見送ると発表日高広域消防で消防長視閲訓練

16日
日高川町など山間部で初雪

17日
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18日
日高町営温泉館「海の里」みちしおの湯の入館者数が大幅増

19日
御坊市が全国市町村で初めて、市長任命の「あがらの総活躍希望大使」を創設印南町が管内最速で全児童・生徒に学習用端末確保

20日
御坊市の令和2年度ふるさと納税寄付額が6億円を突破し過去最高更新美浜町が新型コロナウイルス感染拡大を考慮し令和3年成人式延期を決定

22日
来秋開幕の第36回国民文化祭・わかやま21で、日高川町道成寺の二代目釣り鐘が17年ぶりに京都市妙満寺から里帰りへ

23日
衣料品通販大手ZOZO創業者の前澤友作さんから御坊市に500万円のふるさと納税寄付御坊市が職員表彰制度を創設し、初受賞者を選出

24日
道成寺の二代目釣り鐘を寄進した万壽丸の命日に生誕を祝う会が発足、来年生誕七百年祭開催へ管内小中学校で2学期終業式

25日
ぼうさい甲子園中学校の部で印南中が最優秀賞・ぼうさい大賞を受賞

28日
管内市町で仕事納め


国のコロナ対策 御坊市5億円最高に管内10億円超 二転三転の高収益作物次期作支援 〈2021年1月17日〉

2021年01月17日 08時30分00秒 | 記事


スターチス(写真)など花き栽培に手厚い支援


 農林水産省が新型コロナで売上減少など影響を受けた「野菜・花き・果樹」の高収益作物を対象に行っている高収益作物次期作支援交付金事業の申請が昨年末に締め切られ、管内7市町の申請額は御坊市の5億円を最高に総額10億円を上回る見込み。突然の運用見直し、先行投資分への支援追加と二転三転したことで農業者や申請手続きを担当した市町村は混乱したが、結果的に申請者の多くは当初予定交付額に近い金額が交付されるという。

 国は新型コロナで「野菜・花き・果樹」の高収益作物が売上減少など大きな影響を受けたとし、減収額の有無にかかわらず、昨年2月から4月の間に出荷実績があり、次期作に前向きに取り組む農業者に一律で栽培面積に応じた支援金を交付することを決めた。支援単価は▽野菜・花き・果樹は10アール当たり5万5000円▽花きの施設栽培は10アール当たり80万円。特に花きの施設栽培に対する支援が大きいのが特徴。
 8月以降、全国で申請の受け付けを始めたが、10月中旬になって農水省が「支援の要件に合致するが、必ずしもコロナの影響を受けたとは言い難い申請も含まれており、このままでは批判を受けかねない」と、急きょ運用見直しを通知。対象は2~4月に減収した品目ごとの作付け面積の範囲内に限定。前年比で売り上げが減少したことを確認した上で交付することに変更し、減少品目の減収額や作付け面積等の申告書を追加提出するよう求めた。
 交付金をあてにして資機材等に先行投資した農業者もいたため現場は混乱。農水省が全国を回り直接、申請者への説明会を開くお詫び行脚を行ったが、国への批判、先行投資への支援要望が相次ぎ、11月中旬になって機械や資材、花や野菜の苗の先行投資分(10月30日までに購入・発注分)を対象に加える追加措置を講じるなど二転三転し、農業者や市町村は3度にわたる申請作業に忙殺された。
 管内7市町の申請総額は10億円超が見込まれ、このうち、スターチスやカスミソウなど花き施設栽培が基幹の御坊市が最も多い5億14万9547円。当初は過去に例がない手厚い支援だったことから239人が申請。運用見直し後は125人に減り、申請額も1億3146万4300円にとどまったが、先行投資分への支援が決まったあとは181人、5億14万9547円となり、申請者の多くは当初予定額に近い金額が交付されるという。
 5億14万9547円のうち施設花き栽培分が4億8516万2223円で全体の97%を占める。追加措置の対象になった主な先行投資分は機械・資材が管理機、動力噴霧器、草刈り機。苗は花がスターチス、カスミソウ、ガーベラ、バラ、カーネーション。野菜がピーマン、トマト、キュウリ、ナス。市農林水産課は「結果的に花き農家をはじめとした農業者にとって次期作に向けての力強い支援となった」としている。


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16日 日高川町旧薬試場跡地で地鎮祭 黎明会の地域包括ケア施設着工 〈2021年1月16日〉

2021年01月16日 08時30分00秒 | 記事


地域包括ケアシステム拠点施設の完成予想図


 日高川町が所有する土生の旧国立薬用植物栽培試験場跡地を、町と社会医療法人黎明会が賃貸契約を結んで地域包括ケアシステム拠点施設を誘致する「介護老人保健施設和佐の里サテライト川辺(仮称)」がいよいよ着工。16日午後1時から現地で地鎮祭を行い、今秋の開所を目指す。

 国立薬用植物栽培試験場跡地は大成中学校南にあり、平成24年に閉鎖し、日高川町が地域包括ケアシステム拠点施設の誘致を目的に土地を購入。公募の結果、応募は黎明会だけで、令和元年6月に選考委員会がプレゼンテーションなどを経て黎明会を選定した。
 昨年1月に町と黎明会が賃貸契約を締結し、建築確認申請、設置許可申請などを済ませて着工にこぎ着けた。施設は、木造平屋の建築面積998・67平方メートルの施設にサテライト型入所サービス25床と通所リハビリテーション、施設南側に駐車場が設けられ、敷地内を東西に横断する幅4メートルの道路を新設し、大成中に通じる東側の町道から旧大成中のグラウンドへの往来を可能にする。現在、黎明会が運営する介護老人保健施設「和佐の里」にある在宅介護支援センター・川辺事業所や通所、訪問リハビリテーションの実施、「集まる場所」の提供で看護師や社会福祉士などによる健康支援や介護予防事業を予定している。
 地鎮祭には、黎明会の北出貴嗣理事長、河島昭隆本部長、尾崎充施設長ら関係者と久留米啓史町長、町議会、地元関係者、施工業者らが出席して神事で工事の安全を祈願する。


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日高川町長選5月11日告示、16日投票 現職久留米氏以外に動きなし 〈2021年1月15日〉

2021年01月15日 08時30分00秒 | 記事


町選管を開き、町長選の日程を5月11日告示に決めた


 日高川町選挙管理委員会(井領研二委員長)は、14日午前10時から役場本庁で開き、5月28日の任期満了に伴う町長選の日程などを協議し、5月11日告示、16日投開票(即日開票)と決めた。現時点では昨年12月議会で出馬表明した現職の久留米啓史氏(64)=1期、江川=以外に新人の噂もなく、まったくの無風状態が続いている。

 日高川町長選は、新町誕生後に行われた旧町村首長同士の一騎打ちのあと、初代町長の笹朝一氏が1期で勇退。平成21年の2回目は、元観光協会長の玉置俊久氏が元町議会議長の新人に1000票近い差をつけて初当選。3回目となった8年前の選挙戦は現職の玉置氏と新人で元町公室長の市木久雄氏の戦いとなり、市木氏が大差をつけた。前回は、公室長だった久留米氏が無投票で初当選した。
 町長選挙が約4カ月後に迫る現時点で、現職の久留米氏以外に立候補を表明している人はおらず、久留米氏の2期連続無投票当選の公算が大きくなっている。このまま久留米氏が町政初の2期目の町政を担うのか、新人の立候補で4回目の選挙戦に突入するのかが注目される。
 昨年12月1日現在の選挙人名簿の登録者数は8583人(川辺地区5308人、中津地区1508人、美山地区1322人)で、4年前(同5335人、同1743人、同1505人)に比べて373人減少している。投票所は27カ所。今後の日程は、立候補者説明会が4月20日、5月6日に立候補届出書類審査を行う予定。選挙長に岡英利氏を選んだ。


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日高町 ふれあいセンターや小浦、産湯の水門に非常用自家発電機設置で防災対策  〈2021年1月14日〉

2021年01月14日 08時30分00秒 | 記事


小浦川河口に設置されている水門


 日高町は福祉避難所に指定されている町ふれあいセンターや、小浦川と産湯川の2つの水門に非常用自家発電機を整備する。防災対策は喫緊の課題として松本秀司町長が当初の施政方針で掲げており、万が一の際に施設を十分に活用できるように対応するもの。いずれも今年度中に実施設計を済ませ、令和3年度中の着工、完成を目指している。
 町ふれあいセンターにある既存の非常用自家発電機は、非常灯など緊急時の電気だけで、施設すべてをまかなえるほどの容量を備えておらず、受変電施設とともに地下に設置されていることから、豪雨時などで水に浸かる恐れもあり、両設備を上部の駐車場へ移設すると同時に、すべての電気を許容できる自家発電機に新しくしようと計画。
 12月議会で電気設備改修設計委託料642万4000円、同改修工事監理業務委託料400万円、同改修工事費1億1000万円を計上、可決。緊急防災減災事業債を活用して進める見通し。軽油を使って動かせ、発電能力は既存のものより倍ほどあり、1回の給油で主要電気設備を使った場合に一日稼働できるものにする。もちろん燃料を継ぎ足せば、継続的に電気を起こせ、長期的な停電に対応できる。
 同センターは一般避難所であるが、必要に応じて福祉避難所に指定でき、高齢者や障害者、妊婦ら特別な配慮を必要する人が逃げ込む施設ともなるため、町住民福祉課は「非常時に十分に使えるようにしておきたい」としている。
 小浦川と産湯川の河口にある水門にも非常用自家発電機設置へ12月議会で津波・高潮危機管理測量設計委託料400万円、同管理対策工事費5400万円の予算を確保した。
 両地域は巨大地震で津波被害が想定されており、両河川に津波がさかのぼるのを防ぐため、全国瞬時警報システム「Jアラート」を受信することで水門を閉門できるよう有線で整備していたり、遠隔操作できるようにしているが、今回、停電時にも対応できるようにと、両水門に軽油で動かせる非常用自家発電機を設置。現在の水門は手動だと1分間で30センチほど動かせるが、電気だと1メートルと3倍余りの早さという。
 町産業建設課は「津波への対応と、一旦閉まった後も、豪雨などで川が増水し、滞ることがないようにもしなければならない。停電時も常に動かせるようにしておくことが大事」としている。


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管内4市町(御坊市、由良町、日高川町、印南町)で成人式 〈2021年1月13日〉

2021年01月13日 08時30分00秒 | 記事


振り袖姿で笑顔の新成人(御坊市)

晴れの日を迎え決意新たな新成人ら(日高川町)

マスク着用、華やかな晴れ着で出席の新成人(由良町)

会場前の屋外でクラスメートと写真を撮る(印南町)


 御坊市、由良町、日高川町、印南町で10日、令和3年成人式が予定通り行われ、あでやかな振り袖やスーツ、羽織はかまに身を包んだ新成人が大人の仲間入りを果たした。新成人は家族や友人らに感謝し、夢や目標に向かって飛躍する決意を示した。新型コロナ感染予防対策を徹底し、式後の飲食など自粛も呼びかけた。

 御坊市 コロナ対策で2部制にし、1部は大成、河南、名田各中。2部は御坊、湯川、日高附属各中、その他市外の卒業生を対象に市民文化会館で行い、196人(男95・女101)が出席。リモート参加(視聴)も保護者を含めて20人以上いた。
 三浦源吾市長は、名誉市民第一号で東京にオリンピックを呼んだ男として有名な和田勇氏の功績を紹介しながら「ふるさと御坊を思い、助け合いの精神、人との絆を大切にし、家族や多くの人々に支えられてきたことを忘れずに思いやりのある大人になって下さい」と式辞。楠本文郎県議らが祝辞を述べた。
 新成人を代表し、矢野翔麻さん=名田町野島=、西本伊吹さん=野口、東京在住のためビデオメッセージ=、田中華都輝さん=薗=、坂尻夏海さん=藤田町藤井=、梅本睦月さん=島=の5人が「支えて下さった方々に恩返しをして御坊で生まれ育った誇りと成人としての決意を胸に立派な大人として人生を歩んでいきたい」など誓いの言葉を述べた。
 日高川町 日高川交流センターで行い、対象者118人のうち、88人(男42・女46)が出席した。久留米啓史町長は「豊かな感性と柔軟な発想で新たな道を切り拓こうとする強い意志を持って社会人として邁進し、家族や周りの良き先輩からの指導や助言を大切にたくましい大人へと成長してほしい」と式辞。新成人を代表して柏木みゆきさんが「仲間たちと成人式を迎えられたのはこの上ない喜び。私たちはそれぞれ違った道に進むが、この町で生まれ育ったことに誇りを持って生きていきたい。私は大人として言動に責任を持ち社会人として常に向上心を持って前進する覚悟。成人としての決意を忘れず力強く、やさしく、たくましく生きていくことを誓う」と決意表明した。
 由良町 午前11時から由良中学校体育館で開き、対象者68人のうち44人(男21・女23)が出席した。
 山名実町長が「令和という新しい時代を力強く突き進み、柔軟な発想力と行動力であらゆる可能性に挑戦し、大きく羽ばたかれることを心から願ってやみません」と式辞。
 新成人を代表し北山茜さんが「美しい自然あふれるこの『ふるさと由良町』に生まれ育ったことの誇りと自覚を持って行動していきます」と誓いの言葉、町長から記念品を受けた寺下公貴さんも「由良町の発展に役立ちたいと思っています」とお礼の言葉を述べた。ふるさとの先輩や中学校の恩師によるビデオメッセージも流れ二十歳の門出を祝福。新型コロナの影響でマスク着用や検温など対策を講じての式典となり、晴れ着姿の新成人たちは友人との再会や大人の仲間入りに笑顔を見せた。
 印南町 町体育センターで開き、対象者108人のうち88人(男43・女45)が出席。日裏勝己町長が「皆さんは令和の新しい時代とともに成人としてスタートする。大きな夢に向かって、大きな可能性に向かって、突き進んでいただきたい」と激励。
 松本磨侑佳さんが新成人代表で記念品を受け、新成人を代表して稲田嵩人さんが「社会に少しでも貢献できるように責任感を持った、信頼してもらえる立派な大人になれるように精いっぱい努力していく」。川上果々莉さんが「一人ひとりが自分の行動に責任を持ち、社会の一員として常に前向きに歩んでいく」と誓いの言葉を述べた。
 実行委員会による福引きも行われ、恩師が抽選し当選者には空気清浄機やデジタルカメラなどが贈られ、最後に町体育センター前駐車場で一斉に風船を放つバルーンリリースを行い門出を祝った。


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日高川町小熊の町防災センターで阪神淡路大震災パネル展を29日まで開催

カナダミュージアム(美浜町三尾)で日系カナダ人とオンライン交流


御坊広域清掃センター 事業費48億円 令和6年春稼動 既存施設活用し基幹的設備改良 〈2021年1月10日〉

2021年01月10日 08時30分00秒 | 記事


基幹的設備改良で延命化を図る御坊広域清掃センター


 御坊広域行政事務組合が平成29年度に着手した御坊広域清掃センター=御坊市名田町野島=のマテリアルリサイクル推進施設整備及びごみ焼却施設基幹的設備改良工事の本体工事が近く着工する。新施設建設ではなく、既存施設を有効活用し、二酸化炭素削減対策を施した上で基幹的設備改良を行い、延命化を図るもの。今年度から令和5年度にかけて焼却炉など主要設備・機器を更新し、令和6年4月から供用開始する。総事業費は約48億円。

 清掃センターは構成6市町から発生するごみを処理施設(焼却施設、平成10年3月竣工)や廃プラスチックリサイクル処理施設(平成26年3月竣工)ストックヤード施設(平成12年3月竣工)で処理している。焼却施設は稼働後22年が経過し、老朽化が進んでいるため、平成28年度に施設整備基本計画を策定し、29年度から事業着手した。
 現施設の処理能力は一日147トン。新施設建設と現施設基幹的設備改良の計5ケースで比較検討。定期的な整備・補修や一部基幹的設備の更新などで損傷箇所が少なく、平成28年度に実施した精密機能検査で「今後の延命化工事実施により長期稼動は可能」との結果もあり、整備費用が最も抑えられ、既存施設を有効活用できる基幹的設備改良で延命化を図り、令和20年度まで稼動させる予定。
 今年度からマテリアルリサイクル推進施設整備工事にとりかかっており、来年度にかけてセンター敷地内にある旧焼却施設をすべて解体撤去し、跡地に廃プラスチックストックヤードを整備し、令和4年4月から供用開始する。
 本体のごみ焼却施設基幹的設備改良工事は、近く着工し、今年度は共通系機器の更新、計量器の増設などを行う。焼却業務への影響を少なくするため、2系列ある焼却炉、燃焼ガス冷却設備、排ガス処理設備などの更新は令和3年度から2カ年かけて実施する。令和5年度は共通系機器やエレベーターの更新、煙突の塗装工事を行い、令和6年4月から供用開始する。
 安全祈願祭は18日午前10時から同センターで行い、市町長や工事関係者らが出席。施工は三井E&S環境エンジニアリング(株)=崎山芳行代表取締役、千葉市=で、契約額は47億470万円。施工監理は(株)東和テクノロジー関西支店=福永和弘支店長、大阪市=で、契約額は7568万円。


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山口八幡神社 総代が縁起物「福笹」作り 9日からの「えびす祭」に備える 〈2021年1月9日〉

2021年01月09日 08時30分00秒 | 記事


マスクを着用し縁起物「福笹」作りに取り組む総代


 印南町山口の山口八幡神社(岡田朝臣宮司)で8日、商売繁盛などを祈る「十日えびす」を前に、総代が参拝者に授ける縁起物「福笹」作りに取り組み、9日から始まる「えびす祭」に備えた。えびす祭は今年も9日から11日まで3日間で行うが、新型コロナウイルス感染症対策で開催時間は9日と10日は午前9時から午後8時、11日は午前9時から午後5時までとしている。

 同神社では8日朝から総代14人がマスク着用して社務所で、5日に切り出し、きれいに揃えた笹に鯛や大判など縁起物の「吉兆」を飾り付けて一本一本丁寧に仕上げた。福笹は2000円、3000円、5000円の3種類合わせて500本を用意した。
 えびす祭は9日の宵えびすから残り福の11日まで行われ、福笹のほか招福俵(7000円~3万円)、招福熊手(3000円~5万円)、宝船(3000円~8000円)のほか、学業成就、幸福護符、交通安全などのお守りも授与する。今年は3連休となり「福」を求める参拝者が訪れそうだ。
 同神社は、拝殿前などに手のアルコール消毒液を置くなど新型コロナウイルス対策を講じており「マスクを着用し、手の消毒をお願いします」と協力を呼びかけている。
 9日と10日は福娘が烏帽子に巫女姿で参拝客に神楽鈴を鳴らして福を呼ぶ。福娘は次の皆さん。
 9日=浜本知夏(地方)大江蓮莉(浜)中村美咲(津井)▽10日=壽川萌(楠井)橋本実久(上野)山田采(野島)。


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