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日高地方から男女7選手、JOC中学バレー県選抜入り 〈2023年11月17日〉

2023年11月17日 08時30分00秒 | 記事


石方、杉元、松島、火縄の男子4選手(左から)

庄司、島倉、上野の女子3選手(左から)


 12月下旬に大阪市で開催するJOCジュニアオリンピックカップ第37回全国都道府県対抗中学バレーボール大会の県選抜メンバーに、日高地方から南部中から最多の4選手を含む男女7選手(いずれも3年)が選ばれた。男子は、8年連続となる大成から松島雄大、杉元涼両選手ら4人。女子は上野莉胡選手(丹生)ら3人が選抜入りし、全国大会に向けて始動する。

 最終選考会は7月下旬に湯浅スポーツセンターで行い、県内各郡市から選ばれた候補選手が参加。サーブやレシーブ、スパイク、ブロックなどの練習やゲーム形式のプレーを参考に男女それぞれ12人を決めた。
 大成中の松島雄大選手=身長172センチ=は、最高到達点2・98メートルのミドルブロッカーでブロックと力強いスパイクが持ち味で、「プレーでチームに貢献できるよう頑張りたい」。杉元涼選手=身長175センチ=はミドルブロッカー。元気の良さは誰にも負けない。最高到達点3メートルからのアタックも魅力。「一つでも上をめざし自分の良さを出せるよう頑張りたい」。
 南部中の石方開城選手=身長179センチ=は、サイドアタッカーで、最高到達点3・18メートルの高い打点からのスパイクが持ち味。「頼られるエースとして活躍し県最高成績をめざしたい」。火縄優真選手=身長179センチ=はミドルブロッカー。高身長を生かしたブロックを見せる。「チームに貢献できるプレーをし一つでも上をめざしたい」。
 女子は、丹生中の上野莉胡選手=身長167センチ=が、ミドルブロッカー、アウトサイドヒッターとして高さのあるスパイクとブロックを得意とする。「1点でも多く点を取りチームの勝利に貢献したい」。
 南部中の島倉紀ノ花選手=身長167センチ=はウイングスパイカーで、攻撃もそつなくこなし、長身ながらレシーブが得意。「1つでも多く勝つ」。庄司妃華選手=身長163センチ=は、アウトサイドヒッターで、力強いスパイクが武器でどこからでも攻撃できる。「コミュニケーションを多くとっていいチームにしたい」。


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日高町「みちしおの湯」開館以来の入館者150万人目前 〈2023年11月16日〉

2023年11月16日 08時30分00秒 | 記事


景観を楽しめ、ゆったりとできるみちしおの湯

150万人目の入館者に贈る記念の黒竹ボールペン(イメージ)


 日高町立温泉館「海の里」みちしおの湯は、平成12年6月1日の開館以来の入館者数が150万人に迫っている。これを受け町は、150万人目の入館者に記念品を贈るなどの達成記念イベントを企画して準備しており、メモリアルデイは今月中にも到来か?。温泉館では夕日が海岸線に落ちるシーズンもあるなど景観を楽しめ、町は「皆様にご愛顧いただき、ありがたく思います」としている。

 みちしおの湯は、美しいリアス式海岸の方杭に、露天風呂や、うたせ湯、ゆったりとしたスペースのコミュニティルーム、広い駐車場などが完備した温泉館。目の前に広がる紀伊水道や漁港風景を楽しみながら、終日のんびりと心身をリフレッシュできるのが特徴として親しまれている。
 入館者数はオープン2年目まで年間10万人があり、平成24年9月3日には100万人に到達し、記念イベントを開催。年々減少傾向だが、今は4万人程度の入り込みで落ち着いており、京阪神方面の利用も多く、町民の健康増進に加え、観光振興に一役買ってきた。
 入館者数150万人目へのプレゼントとして、金崎竹材店=同町原谷=の黒竹ボールペン1本、温泉券25枚綴り、隣接する食堂部「みちしおの湯」で使える食事券3000円分を用意。黒竹ボールペンは希望すればレーザー加工で名入りにもできるようにし、達成者に意向を聞く。150万人達成後には、入館者先着1000人にタオルか、みちしおの湯の温泉の素(入浴剤)のどちから希望する方を贈る。
 達成予想は今月中だが、9月1日から11月30日まで入浴1回につき1つずつ捺印してもらい、5個たまると応募できるクエ鍋を景品の目玉としたスタンプイベントを開催しており、駆け込みが多いとも考えられるなど、到達日はいつになるのか。
 達成予想日には、職員が待機して、くす玉やクラッカーを利用して祝福する予定。町企画まちづくり課は「寒くなる冬のシーズンであり、美しい風景を楽しんでもらい、温泉に浸かってもらって温まってほしい」としている。


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印南町長選 来年2月6日告示、11日投票決まる 〈2023年11月15日〉

2023年11月15日 08時30分00秒 | 記事

 印南町選挙管理委員会(楠本勝彦委員長)は13日、町役場で臨時会を開き、任期満了(令和6年2月23日)に伴う町長選挙の日程を協議し、2月6日告示、11日投票(即日開票)で執行することを決めた。現時点で出馬を表明しているのは現職の日裏勝己氏(72)=皆瀬川、3期目=だけ。告示まで3カ月を切り、前回に続く無投票の公算が大きくなっている。

 日裏氏は9月議会で進退を問う前田憲男議員の一般質問に答える形で「次期町長選挙に立候補し、町民に信を問う覚悟を固めた」と4選出馬を表明。4期目に向けての公約作りを進めており、年明けにも公約を発表する考えだ。
 日裏氏は、町議を辞職して臨んだ平成24年1月29日執行の町長選で現職を破って初当選。平成28年2月7日執行の町長選では新人を退け再選。令和2年の前回は無投票で3選を果たした。
 今のところ他に表だって擁立の動きも見られず前回に続く無投票決着の公算が大きくなっている。
 日裏町長の初出馬時、前々回の新人も出馬表明は12月に入ってからだったこともあり、日程が決まったことで今後、動きが出てくることも考えられ、選挙戦突入の可能性もある。


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11日、12日「印南町切目神社国指定イベント&花火大会」開催

2023年11月14日 08時30分00秒 | 記事


夜空を彩り楽しませた花火

国史跡指定で建立の記念碑


 印南町で11日、12日「切目王子跡国指定記念イベント&印南かえるのフェスティバル花火大会」(主催・同実行員会、印南町活性化イベント実行委員会)が開かれ、11日はサーカスショーなどのステージイベントや産品販売などで多く人でにぎわったほか、3000発の花火が夜空を彩り楽しませた。12日は切目王子神社で国指定記念碑の除幕式を行い、町初の国史跡指定を祝った。

 同イベントは切目王子跡が昨年、国史跡「熊野参詣道・紀伊路」に追加指定されたのを受けて企画。11日は印南漁港の特設会場で印南町で誕生したパフォーマンス集団「さくらサーカス」のミニショーや日本遺産に登録されている島根県石見地域の伝統芸能「石見神楽」記念公演では豪快な大蛇の舞「大蛇」などが上演されたほか、産品販売・体験コーナー、餅まきもあり、午後7時からはメインの花火大会で3000発が打ち上げられ、1万2000人(主催者発表)の人出でにぎわった。
 12日は町や神社、区、切目中生徒(43人)らが出席し国史跡指定を受けて切目王子神社に設置した記念碑の除幕式を行い、日裏勝己町長や前山栄蔵総代長、実行委会長の平尾潔司教育長、切目中生徒会の今井唯乃会長、藁科こころ副会長らが除幕したあと、境内で切目神社に縁があり国史跡指定を祝い駆けつけた切目神社の分社「きるめの王子」がある愛知県東栄町月花祭の神事や舞(榊鬼、四津ッ舞)、石見神楽は切目王子神社が起源の演目「鞨鼓・切目」を奉納。切目小学校体育館で記念講演もあり、二松学舎大学の小山聡子教授が「熊野信仰と切目王子」をテーマに話した。


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県下8市代表と岸本周平・知事ら県政懇談会 〈2023年11月12日〉

2023年11月13日 08時30分00秒 | 記事


自治連代表、知事らが出席した県政懇談会


 県下8市の自治会連合会代表と岸本周平知事ら県当局との県政懇談会は10日、和歌山市で開き、8市の自治連から出された要望に県当局が回答。御坊市自治連合会は日高川水系河川整備計画の早期実現、日高川左岸堤防補強等を要望し、現在設計中の下川放水路について県は「早期に着工できるよう推進する」とし、順調に進めば令和6年度から着工できる見通し。

自治連要望に回答
 県下8市の自治会連合会代表と岸本周平知事ら県当局との県政懇談会は10日、和歌山市で開き、8市の自治連から出された要望に県当局が回答。御坊市自治連合会は日高川水系河川整備計画の早期実現、日高川左岸堤防補強等を要望し、現在設計中の下川放水路について県は「早期に着工できるよう推進する」とし、順調に進めば令和6年度から着工できる見通し。
 下川放水路は、日高川水系河川整備計画に盛り込んでいる事業で、令和3年度に事業着手。天理教湯川分教会前の県道交差点から日高川堤防まで約1・5キロの通称18メートル道路(県道御坊停車場線)の地中に3・6メートル四方の放水路を設置し、大雨時は放水路から日高川に直接放流することで下川の氾らんを防ぐ計画。
 市自治連は「下川は河川ぎりぎりまで家屋が密集しており、住民の不安が大きく、一刻も早い放水路の実現をお願いします」と要望し、県は「早期に着工できるよう事業を推進する」と回答。これまでに流量検討や地質調査、概略設計等を行い、現在は詳細設計中。日高振興局建設部は「今年度中に地元説明会を行いたい」とし、順調に進めば令和6年度から着工できる見通しを示した。
 日高川左岸堤防のうち野口新橋下流部の古森地区堤防では「施工後50年以上が経過し、これまで堤防の強度検査や補強工事が行われていない」とし、早急に強度検査を行うよう求めたのに対し、県は「河川パトロール等の目視点検では変状等がない状態。今後、変状等が確認された場合は強度検査等を検討する」と回答した。
 野口の市防災センター~小熊大橋間では、堤防上部までのコンクリート化を求めたのに対し、県は「治水上、必要な高さまで張ブロックが施工済みのため、補強の予定はない」。熊野川のしゅんせつ、川底床張りや崩落箇所の改修は「土砂の堆積状況等を注視し、市とも調整しながら必要に応じて緊急性の高い箇所からしゅんせつや維持修繕工事を実施する」と回答。
 このほか、市自治連の酒本和彦会長が、小中学校での防災教育推進を提言したのに対し、岸本知事は「有効であると考える。教育委員会に伝える」と応じた。


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大型クルーズ客船「にっぽん丸」日高港に寄港しオーバーナイト停泊 〈2023年11月11日〉

2023年11月11日 08時30分00秒 | 記事


乗船客を迎える「ゆるキャラ」たち

道成寺でジャンジャカ踊りを楽しむ


 大型クルーズ客船「にっぽん丸」=全長166・65メートル、総トン数2万2472トン=が8日から11日にかけて横浜港発着の日高港単独寄港ツアー「船旅にっぽん丸~紀伊の国」を実施。日高港には9日に寄港し、全国的にも珍しいオーバーナイト停泊。乗船客約340人は道成寺やヤッホーポイント、白浜など管内、県内観光地でツアーを満喫、夜は御坊周辺で飲食を楽しむ人もいた。10日午後に出港した。

 にっぽん丸の寄港は昨年4月に続き8回目。日高港単独寄港ツアーは昨年に続き2回目、オーバーナイト停泊は初めて。8日に横浜港を出港し、9日午後12時30分に日高港に入港。三浦源吾市長や第11代宮子姫の仮家有水さん、日高地方の「ゆるキャラ」らが出迎え、三浦市長が御坊の魅力やおいしい食べ物などを紹介し「2日間、存分にお楽しみ下さい」とあいさつ。
 乗船客はオプションツアーでお目当ての目的地に出発。紀州鉄道に乗車し、道成寺でジャンジャカ踊りや国宝特別鑑賞を楽しむツアーには2日間であわせて160人が参加したほか、日本一のヤッホーポイントに30人、由良ドッグ見学に30人、アドベンチャーワールドに110人、白浜観光に70人、熊野古道に40人が参加するなど、8コースのツアーを満喫した。
 岸壁では9日、10日とも管内8店舗が出店し、地元物産を販売、買い求める乗船客でにぎわった。観光案内ブースでは日高地方の魅力をPRしたほか、オーバーナイト停泊にあわせて乗船客全員に「御坊市グルメ情報」を配布した。10日午後2時出港時に天音太鼓保存会が太鼓演奏し、お見送り。出港時に乗船し、横浜港まで船旅を楽しむツアーも行われた。


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御坊祭・島組の傘幕等祭具、見つかる 〈2023年11月10日〉

2023年11月10日 08時30分00秒 | 記事



島組の傘幕(上)、獅子舞の頭と幕(下)


 毎年10月5日に御坊市小竹八幡神社で執り行われる日高地方最大の秋の例祭、御坊祭で島組が昭和45年頃まで神賑行事で使用していた傘鉾の傘幕や獅子頭などの祭具が関係者の手によって島会館で見つかった。傘幕は側面が珍しい絹製で島組の文字とともに唐獅子ボタンと、獅子などが描かれている。半世紀の歳月を経ての貴重な文化財の発見は関係者らを驚かせている。
 
 関係者によると、組印「松」の島組はかつて四つ太鼓や屋台、獅子舞など神賑行事を行っていたが、披露したのは昭和45年頃が最後。今回、当時使用していた傘幕とともに、獅子舞の頭と幕、四つ太鼓の太鼓と乗り子が座るじゅうたん、屋台の大太鼓と小太鼓が見つかった。
 これらの祭具はかつて島の東正会の会場に保管されていた。会場の取り壊しに伴い、昭和55年頃に完成した島会館に移されていたが、それ以来、日の目を見ることなく歳月が流れていた。
 今回、コロナ禍で4年ぶりに本格的となり大きな盛り上がりを見せた秋祭りの終了を機に、細川幸三さんら島組の総代や島会館の関係者らが島会館で祭具を探したところ、奥の倉庫から見つかった。
 傘幕は直径140センチの大きさ。側面は高価な真っ白な絹製で島組の文字とともに真っ赤で艶やかな唐獅子ボタンがあしらわれ、勇壮な獅子が描かれている。側面の素材は四つ太鼓の天幕などと同じ「緋羅紗地」「氈地」を使っているところがほとんどだが、絹製は珍しい。県教育委員会にある当時の資料と照らし合わせたところ一致、当時使用されていた傘幕と同一のものであることが判明した。
 四つ太鼓の太鼓は損傷が激しく、屋台の2つの太鼓はやや劣化しているが、獅子の頭とブルーを基調とした幕は傷んでおらず、いますぐにでも使用できるほど。地域と人々の歩みを物語る貴重な文化財の発見は関係者を喜ばせ、傘幕について総代の細川さんは「修復をめざしていきたい」と話している。


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11日「切目王子跡国指定記念イベント&印南かえるのフェス花火大会」 〈2023年11月9日〉

2023年11月09日 08時30分00秒 | 記事



 印南町で11日「切目王子跡国指定記念イベント&印南かえるのフェスティバル花火大会」(主催・同実行員会、印南町活性化イベント実行委員会)が開催される。印南漁港の特設会場でさくらサーカスミニショーや島根県石見神楽記念公演のステージイベントをはじめ産品販売・体験コーナー、午後7時からメインの花火大会がある。

 午後1時のオープニングに続いて印南町に拠点を置くさくらサーカスのミニショー、午後1時50分から餅まき、午後4時から日本遺産に登録されている島根県石見地域の伝統芸能「石見神楽」記念公演があり、豪快な大蛇の舞「大蛇」などを上演。ステージイベントのほか、19団体が出店し鮮魚や野菜・果物、さば寿司などの販売、かつお節削りや梅ジュース作り、薪割り、子供向けクラフトの体験コーナーで楽しませる漁船クルージング(午後2時20分から、午後3時20分からの2回で各先着45人)もある。メインの花火大会は午後7時からで約3000発を打ち上げて町初の国史跡指定を祝う。雨天時は記念公演は町体育センターで、その他は順延。
 当日は午後0時30分から午後8時30分までの時間帯で国道42号や町道から印南漁港へ車両の進入が禁止されるほか、漁港内道路が通行止めとなる通行規制が行われる。花火大会に伴い、立ち入り禁止区域も設けられる。会場周辺に駐車場はなく、印南小、印南中のグラウンド、旧町役場駐車場、いなみこども園周辺駐車場を駐車場として開放。実行委員会は「マナーとルールを守って楽しみましょう」と協力を呼びかけている。


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12日「第25回 日高町ふれあい祭」開催 〈2023年11月8日〉

2023年11月08日 08時30分00秒 | 記事


全国各地で活躍するマジシャンの
Chappyさんが出演へ


 第25回日高町ふれあい祭は12日に町中央公民館周辺で開く。コロナ禍以前の規模に戻し、マジックショーや皿回しなどの舞台ステージ、同町で水揚げされたサバを使った「さばコロッケ」の出品、例年子どもに人気のゲームコーナーや大型遊具を設け、芸能発表も復活するなど幅広い世代が楽しめるよう多彩に。同祭に合わせた第47回文化展は11、12日に計画している。

 ふれあい祭は12日午前10時30分から午後3時まで町中央公民館前で。屋外ステージは、大阪を中心に全国で活動し、年間400回ものステージに立つマジシャンのChappyさんが、子ども向けのショー等を取り入れて楽しませ、ボランティアでレクリエーション活動を続けている「いけちゃん」こと池崎安基男さん(日高町産湯)が皿回しで演出するほか、ビンゴゲームもある。
 駐車場内では、なた豆茶や「なたまめあいす」、寿司、どらやき、焼き鳥等の産品販売ふれあいテント市、フランクフルトや綿菓子の商工青年部、うどん販売や花市の商工女性部、餅やさば寿司のJA女性会、薬物乱用防止啓発の日高町保護司会、さばコロッケの比井崎漁協、ショベルカー乗車体験の建設業組合、地域住民と警察のふれあいといった各種コーナー、射的や輪投げなどを楽しめるゲームコーナーを設け、スライダー型エアー大型遊具が登場。福引抽選会もある。
 町中央公民館2階大会議室では芸能発表が復活し、12日午後1時から、歌謡、大正琴、ギター弾き語りなどを予定。同館1階では午前10時30分から午後2時30分まで、健康相談コーナーで骨密度測定など、食生活改善推進協議会コーナーとして無料で牛乳入り豚汁(なくなり次第終了)を提供する。
 文化展は11日午後1時から5時まで、12日の午前10時から4時まで町農村環境改善センターで開き、絵画や書、技術工作、生花、短歌などの文化協会加盟団体らの作品を展示し、ベトナムコーヒーやジュース無料提供、クッキーや日用品販売の更生保護女性会コーナーも。12日午前10時から午後4時までは黒竹民芸体験コーナーを設置する。


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御坊市で地域間交流舞台、4府県8団体の小中高生熱演 〈2023年11月7日〉

2023年11月07日 08時30分00秒 | 記事


御坊での初公演で総勢77人が熱演


 日高川町の「あすなろ倶楽部・絆の星」や沖縄県の「那覇青少年舞台プログラム」と「肝高の阿麻和利」、大阪府の「表現倶楽部うどぃ」の卒業生4人が中心となり、佐賀県を加えた4府県8団体の小中高校生77人が出演する「地域間交流舞台」の初公演が5日、御坊市民文化会館で朝、昼の2回行われ、道成寺の安珍清姫伝説と沖縄の組踊のつながりを描いた「巡火の縁未来への光」を熱演し、多くの観客から大きな歓声と拍手を受けた。

 プロジェクトの始まりは、あすなろ倶楽部・絆の星卒業生の竹本晴登さんが高校生だった2019年。「各地から子どもたちを集結し、歴史のつながりをテーマに舞台をする」「後輩たちに多くの出会いを経験してほしい」との思いを持ち、肝高の阿麻和利の稲福翔さん、表現倶楽部うどぃの山中敬太さん、那覇青少年舞台プログラムの玉城歩未さんに声をかけ、プロジェクトがスタート。
 遠距離に加え、コロナ禍の中、何度もリモート会議を重ね、各団体の代表や卒業生、スタッフらの協力を受けながら完全オリジナル作品づくりを進めた。テーマソング「巡火の縁」が完成し、2022年に沖縄での合同合宿を経て、その後、脚本が完成し、劇中の楽曲やダンスも出来上がり、各地での稽古、月1回の合同稽古を重ねたという。
 参加団体には、御坊市の「ともしび」や大阪府の「ひらかた肝高倶楽部」、佐賀県の「表現の絆みらぃ」と「飛翔倶楽部たけお」も加わり8団体になった。公演に向け、50万円を目標にクラウドファンディングを行い、約85万円の寄付が寄せられ、和歌山県文化振興事業補助事業も受けた。
 こうして迎えた初公演には多くの観客が集まり、4府県8団体の小中高校生77人の舞台を見守った。現在とタイムスリップした江戸時代の和歌山、沖縄、大阪を舞台に、安珍清姫伝説が組踊の題材として取り入れられたという「歴史がつないだ縁」「人と人とのつながりの大切さ」を舞台上で熱演。劇中歌、効果音等は生演奏され、息のあった見事なダンスをまじえながらの舞台に観客から大きな拍手と歓声が送られた。
 後半では、あすなろ倶楽部・絆の星など団体別のパフォーマンスもあり、2時間を超える初公演は大成功に終わった。4人のメンバーは「いろんな壁をみんなで乗り越えてきた。このつながりを絶やさず、さらに広めたい」などとあいさつ。次の目標は「巡火の縁、那覇公演」。「何年後になるか先が見えないが、ここで生まれたつながりを絶やすことなく、つなぎ続けたい」とした。


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