秋は紅葉狩りや旅行をするのに
気持ちのよい季節ですね。
PRESIDENT Online配信
週末の新幹線移動なら、「週末パス」を利用すればお得になります。
JR東日本が発売している「週末パス」とは、利用期間内の土休日で連続する
2日間にエリア内のJR線・一部私鉄が乗り放題になるきっぷです。
このきっぷとは別に特急券やグリーン券を購入すれば、新幹線(東海道新幹
線を除く)や特急、普通列車のグリーン車にも乗車可能。
東日本エリアの鉄道旅にはもってこいのきっぷなのです。
週末パスの料金は、おとな8880円、こども2600円になります。週末パスは、
利用日当日は購入できないので注意しましょう。
広大な乗り放題エリアは、秋田県南部から長野県中部にまたがります。
連続する2日間乗り放題と聞くだけでお得感がありますが、このパスが最も
活躍するのが新幹線。東北甲信越方面に行く場合です。
たとえば、週末に1泊2日で仙台に行くとしましょう。
東京~仙台までの乗車券は片道6050円、往復で1万2100円です。
これを週末パスでまかなえば、3220円お得になります。
新幹線の指定席特急券は往復で1万80円。乗車券と特急券合わせて
2万2180円のところ、1万8960円で利用できます(はやぶさ号等以外利用の場合)。
同じように、東京からの乗車で得になる着駅は、
東北新幹線の福島~くりこま高原、山形新幹線の米沢~新庄、
上越新幹線の長岡~新潟、長野新幹線の上越妙高・飯山になります。
週末パスのようなお得なきっぷはJRだけでなく、私鉄各社も発売しています。
JRの乗車券は乗車する距離が長くなるほど、運賃は安くなるように設定されて
います。これを利用して、おすすめしたいのが、一筆書きできっぷを買う方法です。
単純に目的地まで往復きっぷを買うのではなく、一筆書きできっぷを買えば、
複数エリアを周遊しながらお得に旅を楽しめます。
北陸エリアの人気が高まっていますが、たとえば金沢に行くのにも、東京からの
往復きっぷを買うのではなく、ルートを西にとり名古屋、京都府の山科を経由して
金沢へ、帰りは長野を経由して東京に帰ってくる。
実はこの、日本列島をぐるりと一筆書きをするルートのほうが、運賃が安くなります。
このきっぷは後戻りしない限り、何度でも途中下車することができます。
途中、名古屋や福井で降りて観光を楽しむのもいいでしょう。通常より安く、しかも
複数の都市を周遊できるのでとても魅力的です。
そしてこのルートなら、ちょい足しをすれば京都にも行くことができます。
山科~京都間の乗り越し運賃・往復380円を支払いましょう。
単純に東京~京都を往復したときの往復料金1万6720円よりも、2260円お得に
なります。
一筆書きの乗車券は、窓口での購入が便利。きっぷの行き先には東京都区内から
東京都区内まで、経由に「新幹線・湖西・北陸・金沢・新幹線」と印字されます。
7日間有効なので、ゆっくり鉄道旅を楽しみましょう。