Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2022年10月

2022-12-01 23:31:45 | 読書

またまた久々のブログ更新です、、、先月、11月の投稿はこの読書記録の9月分だけでしたから。

 

この秋は仕事が思いのほか忙しくなってきたのもあり、草臥れて思うようには自由な時間を使えない11月でした。

 

 

ブログを読んだり、投稿したりする時間の優先度が落ちて来て、、本来のトライアスロンの話題はほぼゼロで

トレーニング日記も、月間のまとめも放置したままという状態、、、

ブログに関わらず、いろんな事で徐々に縮小、生き方を小さく、無理しないで楽に、気楽に、、、

そんな感じの今日この頃です。

 

前置きが長くなりましたが、

昨年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録となります。

先月じゃなくて先々月、10月のまとめです。 

11月のまとめは、、また後日、、、なるべく早めにとは思っています(<--ほんまか?!)

 

2022年10月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3011ページ
ナイス数:296ナイス


■陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

「陽気なギャング」第二弾、期待し過ぎて、やや期待ハズレでも4人の掛け合いは楽しめた。 今回も銀行強盗のシーンはあったけどオマケ程度で、誘拐された社長令嬢の救出、人を助けるという強盗らしからぬ話がメインに展開。話はあっちこっちへバラバラな印象、雪子が謎の劇場招待券の真意を追う話が好き、これが柔道着の男達に繋がっていた。成瀬視点の響野を捕らえた描写が可笑しいし相変わらず響野のセリフは無茶苦茶だけど納得させられる。久遠が凄くキュート。漫画の様なキャラであり得ない流れも気にならず心地よく読み終わっていた。

読了日:10月04日  著者:伊坂 幸太郎

 

■旅猫リポート (講談社文庫)

有川浩さん、初読みです。 ある事情(途中でなんとなくわかる)でサトルはナナを手放すことに。「僕の猫をもらってくれませんか?」 一人と一匹は銀色のワゴンで”最後の旅”に出る。 サトルとナナの友情、愛情、絆がとても深く描かれていた。ヘビーで哀しい話ではあるけど、、、猫目線でユーモアセンスたっぷりで軽いノリで物語りが進み和むところが多く、心が温まる。最終章は涙が溢れ出て来てとまらない。切ないけれど優しさが溢れていた。 記憶に、心に残る一冊かも。

読了日:10月08日  著者:有川 浩

 

■凍りのくじら (講談社ノベルス)

辻村深月さん2冊目。家族と大切な人との繋がりを描いていて少し暗めに物語りが展開しながら、時々ドラえもんの道具(どこでもドアとかカワイソメダルとか、いろいろ)が出て来てとても不思議感が溢れていた。主人公の理帆子がなんかフラフラしていて共感できず、元彼の存在はかなり気持悪かった。ちょっと苦手かなこの感じ。でも別所あきらとの出会いから孤独だった心が少しづつ癒されて変化があって、郁也との出会からこの先どうなっていくのかな?ラストは驚き、、別所あきらの正体は、、 いろんなSF、少し不思議、少し不足、少し不思議な物語

読了日:10月14日  著者:辻村 深月

 

■崑ちゃん90歳 今が、一番健康です!

図書館で偶然見つけた懐かしい「大村崑」の名前。 幼いころよく観てたな「番頭はんと丁稚どん」。 86歳まで虚弱で「ザ・おじいちゃん」だったのが始めた筋トレで見違えるほどの健康体へ。 前半は筋トレの話。筋トレは健康への近道というのは実体験として納得できる。 とても参考になる具体例、自分ももっと頑張ろうという気持ちになれた。後半はそれまでの人生や芸能界での出会いの話。いろいろ大変だった様ですが人との出会いに恵まれていましたね。100歳まで仕事も筋トレも続けて102歳まで生きる。読み易く読んでて楽しく良かった。

読了日:10月15日  著者:大村崑

 

■はい、泳げません

とても面白くて一気読み。小説じゃなくてカナヅチの著者がスイムスクールに通った経験からのエッセイで、コントか掛け合い漫才をイメージするくらいコメディだった。著者の変なこだわりが面白く、水族館で魚の観察、日本泳法を習ったり、水の分子レベルや進化の話なんかも興味深かった。40年近く週に数回泳ぐ生活を続けていても、そんなに水泳は得意じゃないので桂コーチの指導がとてもユニークに感じ目から鱗でいろんなヒントが沢山あって、次泳ぐ時に思い出しながら試してみようかなと思う。桂コーチ役が綾瀬はるかの 映画もすぐに観よう!

読了日:10月17日  著者:高橋 秀実

 

■ギャングスター・レッスン

垣根涼介さん5作目、「ヒートアイランド」ほどのハラハラどきどき感はなかったかな?でも続編として十分に楽しめた。渋谷のチームを解散したアキが柿沢、桃井との一年後の再会から暴力団相手の初仕事まで、タイトル通り、アキがプロのギャングになるための準備、修行の日々をとても細かく描いていた。アキの教育係の桃井がとてもユーモラスで温かい感じでいい味出してた。他の登場人物も魅力的なキャラで特にシンちゃんこと柏木真一、暴力団幹部、姫島に登場するコンパニオンのアケミちゃん。本編後の「おまけ」は 要らなかったかなと思う。

読了日:10月18日  著者:垣根 涼介

 

■かまいたち (新潮文庫)

宮部みゆきさん15作品め。初期の頃の時代小説短編(4作品)集。江戸の情景を頭に描けて読み易かった。 「かまいたち」はサスペンスでちょっとハラハラ、かまいたち=辻斬り、顛末はちょっとコメディ、一番好みかな。「師走の客」は人の小さな欲望と詐欺師の話。「迷い鳩」と「騒ぐ刀」は超能力をテーマにした、ちょっとしたホラー。どれも話の流れそのものが驚きというか予想外、そして結末も、、悲しくても、怖い事もいろいろあっても、人の優しさのようなものを感じて読後感は良い。でも宮部さんは長篇の方がいいなあ。

読了日:10月21日  著者:宮部 みゆき

 

■永遠の0 (講談社文庫)

主人公等が架空のフィクションでも太平洋戦争を史実を基に忠実に描いているようで引き込まれた。一つの名詞として「ラバウル」「ガダルカナル」は知ってはいたが、こんな悲惨な戦いだったのか、戦争の真っ只中で人がどう思い、どう感じたのか、描写がリアルで丁寧に描いていて読んでいて辛かった。そして腹立たしく感じたのは日本軍の腐った組織、構造、体質だ。官僚そのもの、今に通じる。 戦う人の命を大切にしない国が勝てる訳がない。戦時下に軍人が「死にたくない」と時代にそぐわない事を言う勇気、信念は凄い。涙なしでは読めん、名作だ。

読了日:10月29日  著者:百田 尚樹

 

■変身 (講談社文庫)

東野圭吾さん22作品目だけど、その中ではかなり上位の面白さで一気に読み終えた。強盗事件に巻き込まれ拳銃で頭を撃たれた成瀬純一は脳移植手術を受け一命を取り留めるが、他人の脳が埋め込まれた事により、臆病で内向的な人柄が徐々に消え、別の狂暴な人格へ変わって行く。脳も単なる人間の臓器の一つとは思えば、遠くない未来に技術的に可能かもしれない脳移植だが、一部とは言え他人の脳で生かされることの不気味さ、恐ろしさを感じた。楽しめたけれど誰も幸せになれず切な過ぎた。終盤に恋人の恵の愛が純一を呼び戻せたことが救いだった。

読了日:10月31日  著者:東野 圭吾

 

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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