久々のブログ更新ですが、、、
昨年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録となります。
先月じゃなくて先々月、9月のまとめです。
10月のまとめは、、また後日、忘れなければ、、なるべく早めにとは思っています
以前の僕の頭の中を覗いてみたら、ほとんどをトライアスロンの事で埋めつくされていたと思うのですが、
最近は読んでみたい本が増えて、気になる作家さんが増えてきて、
自由になる時間は本を読んだり、読書メーターで本をチェックしたりすることが増えています。
現在の生活では「読書」が一番の楽しみ、趣味と言えるかも?です。
デスクワークだったのが、退職後のアルバイトが肉体労働、ガテンな内容の身体を酷使(若ければ?)に変わり
部屋で疲れを癒す時間が多くなった、、、これは歳を取ったということもあるだろう?
決してトライアスロンをやめたわけではないですが、
レースに出なくなって久しく、トライアスロンの新鮮な話題もなく、
このブログもトライアスロン・ブログの色が薄らいできています。
そんなことで、11月は「読書記録」から
昨年の夏くらいから週に2冊~3冊くらいのペースで読んでいましたが、
9月はちょっとペースが落ちました。
2022年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2249ページ
ナイス数:211ナイス
■本にまつわる世界のことば
人気作家、翻訳家による、本にまつわる言葉を巡るショートストーリー、エッセイ、、単語から慣用句、ことわざ、、挿画のイラストも素適で絵本を読んでるみたいだった。
page-turner、ページ・ターナーは「面白い本の一気読み」、「ページをめくらせるもの」という英単語。 ジミー・ペイジとティナ・ターナーのはなしになっていて可笑しかった。日本語からは「斜め読み」「活字離れ」、「積読」はtundokuとして英語圏でも使われるとか。フランス語では日本語の「本の虫」を「図書館のネズミ」だとか、、面白いな。楽しめた。
読了日:09月01日 著者:温 又柔,斎藤 真理子,中村 菜穂,藤井 光,藤野 可織,松田 青子,宮下 遼
■海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)
百田尚樹さん2作品目、2013年の本屋大賞の第一位は納得の期待を裏切らない面白さ。国岡鐡造という一人の男の強烈な信念、正義感、愛国心、生き様。戦前から戦後の過酷な状況で「石油」をめぐってアメリカの巨大企業や国内の既得権の包囲網、腐った役人達と闘い生き残った出光の実話ベースの話。「石油のために戦争を始めて、石油がなくて戦いに敗れ、今度は石油によって支配されるわけか」敗戦後、焼け野原から出発し日本復興を支えた名もなき人々、私利私欲のない国岡を支え続ける凄い人達にも感動。逆襲と勝利を期待し下巻へ
読了日:09月03日 著者:百田 尚樹
■海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)
戦前から戦後の混乱期に実在した一人の英雄の物語の下巻。一難去ってまた一難、国内外の敵に包囲され、次々に降りかかる困難。どんな窮地に陥っても信念を貫き、愛する家族、社員、日本の未来のめに、石油を武器に世界を驚愕させたこの男の生き様は凄まじく驚きに充ちていた。実話ベースにどれくらい創作が入っているのかわからないけれど、戦後の苦境を欧米から蹂躙されることなく乗り切れたのは、こんなサムライたちがいたからなんだと感謝したくなった。物語りとしても何度もどんでん返しがあり楽しめ、読み終えて感動というより爽やかな余韻。
読了日:09月06日 著者:百田 尚樹
■現代生活独習ノート
熱い小説を2冊続けて読んだから、気分を軽くエッセイを読もうとタイトルで選んだら八話からなる短編集だった。津村記久子さん、初読み。
八話の設定、世界感はバラバラで近未来的でファンタジー感があったり、ミステリっぽかったり、現代のSNSをテーマにしていたり、中学生の青春をちょっと感じたり、、淡々と過ぎていく日常、、特別なことは何もなく、代り映えしない平凡な日々にも疲れている人々、楽しいと感じることも何かしら少しはある。全体的に面白いようでつまらなくもあり、ちょっと違うなと思いながらも、ですよね、って不思議感。
読了日:09月10日 著者:津村 記久子
■島はぼくらと
辻村深月さん、初読み。すごく良かった!瀬戸内海の島に住み本土の高校へフェリーで通う4人の幼馴染のピュアな青春と島ならではの人間関係、彼等を中心に描いているけど単なる青春物語ではなかった。彼等を取り巻く島のしきたり、閉鎖的なコミュニティ、そんな環境で育まれた友情や、Iターンと呼ばれる島への移住者や父母、祖父母の過去から今に繋がるエピソード。個性豊かで魅力的な登場人物、潮の香り、照りつける太陽まで島の魅力を感じながら読了。
エピローグ的な最後の4ページ、なんと素敵なラスト。
「おかえりなさい」「ただいま」
読了日:09月23日 著者:辻村 深月
■仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)
東野圭吾さん21冊目。 結婚を控えた資産家の娘、朋美の不審な交通事故死。
悲しみの家族、婚約者、友人らが彼女の思い出を偲ぶため、朋美の父が所有する別荘へ訪れる。 そこへ逃走中の銀行強盗に押し入られ、恐怖と緊張が高まる中一人が殺された。
誰が、どうやって、どうして?
衝撃のラスト、、、予想もつかなかった。
我がまま娘と思っていた朋美が切なく感じられ、「裏切らないでって、お願いしたのに」あんまり後味は良くないなあ~
今回も語彙力のない僕の感想は「すご~い!」
読了日:09月25日 著者:東野 圭吾
■返事はいらない (新潮文庫)
宮部みゆきさん14冊目は初期の頃の短編集。
「返事はいらない」「ドルシネアへようこそ」「言わずにおいて」「聞こえてますか」「裏切らないで」「私はついていない」短編だから展開が早くてわかりやすく空き時間に読むには最適。でも直ぐに内容忘れてしまいそう? 「ドルシネアにようこそ」はちょっと感動、速記は宮部さんの経験が生きてますね、、駅の伝言板がキー、、駅の伝言板なんて今の若者は知らないだろうなあ?とてもほのぼのとした余韻。
他の5話も切なさと暖かさが入り混じり不思議だけど、そこに生活している人の姿が鮮やか。
読了日:09月28日 著者:宮部 みゆき
貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。
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