門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

卵と玉子の違い・鶏以外の食用タマゴは?〜たまご話その6〜

2017年12月27日 | 生物

 卵と玉子の定義はくらげびとの中では一応ザクッと調べてみて

『卵』は広くタマゴ全般を指し、『玉子』は食品としてのタマゴのうち特に鶏のタマゴを指すことが多い

ってことになりましたが(前回の記事参照)、他の食用タマゴはどうなんでしょう?近くのお店を回って商品の表記を調べたりしてみました。(探したのは全て食用タマゴの表記です。)

 

鶉:店舗で見つけたのは『卵』と『玉子』の表記が半々。

家鴨:皮蛋しか見つけられず。ネット検索では『卵』が上位表示に。

駝鳥:店舗では見つけられず。ネット検索では『卵』が上位表示に。

鳩:ネット検索では『卵』が上位表示に。

亀:ネット検索では『卵』が上位表示に。

鮭:『魚卵(鮭)』などと併記されているが、『いくら』表記の方が圧倒的に目立つ。

鱒:『魚卵(鱒)』などと併記されているが『いくら』表記の方が目立つ。

鱈:『たらこ』表記。

・・・近場で調べる限り『卵』と『玉子』の間で表記が揺れるのは鶉のみ※で、他は食用でも『卵』が一般的のようです。『玉子』表記の鶉タマゴの会社さんに確認しようとしたのですが、たまたまなのか?電話がつながらず、お話を聞けませんでした。残念。

食用のタマゴは漢字で『玉子』という表記もされるものの、より一般的な表現である『卵』で表記されることが多い。

(また、議論を避けるためか、より親しみを込めるためか理由は定かではないが、『たまご』表記もかなり浸透している。)

っていうのが今回の推論?になりそうです。(当事者であるお店やさんや販売会社さんに直接聞けなかったのであくまで推測です。)

 

 

 実をいうと鶏も『玉子』の方が多いものの『卵』表記も少なからずあり、しかも鶏・鶉ともに一番多い表記は『たまご』だった。お題が「鶏以外の食用タマゴ」になっているので本文中では触れていないものの。。。うーむ。