門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

四日市市立博物館 in そらんぽ四日市〜2018.01.08三重県四日市市〜

2018年01月09日 | 古生物学・地学

 四日市市立博物館へ行ってまいりました。三重県ということでゾウ関係の展示がないかな〜と期待しての訪問です。

 

 エントランスではアケボノゾウがお出迎え。おお!解説を見ると四日市市内の八郷地区でアケボノゾウの臼歯が発見されたそうです。この地区では他にゾウの門歯の化石や珪化木も産出しているそうですが、残念ながら展示はありませんでした。ついでに言うとこの骨格標本も四日市の骨ではなく「神戸市で発見された化石をもとに復元したもの」だそうです。三重県にも神戸という地名はありますが(昔の神戸町、今は鈴鹿市神戸)、ここでいう神戸市とは別物だと思われます。とはいえ、アケボノゾウの骨格標本を見て息子たちのテンションはUP。ガラス張りの近未来的なロビーを通ってワクワクしながら総合受付にたどり着き、フロアガイドを見てびっくり。いわゆる古生物関係の展示室、なし。下調べしていないと、こういうこともあります。そして息子たちの恨めしそうな視線に耐えつつ、最上階にある「世界最多の星を映すプラネタリウム(ギネス認定)」のチケットを買うくらげびとでありました。

 ・・・えーと、誤解のないよう書いておきますと、この施設自体はテーマもはっきりしていて素晴らしいものです。特に1・2階の「四日市公害と環境未来館」なんか、くらげびとはもっとじっくり回りたかったです。ただ、我が家の古生物LOVER3人組の好みには合わなかった、というだけで。。。

 で、期待していたような古生物DAYにならず不完全燃焼な息子その1はミュージアムショップで下記の本をお買い上げ。息子その2、その3もそれぞれ気に入りのものを手に入れ、くらげびと(とその他1名の引率者)はようやく一息ついたのでした。

 

参考:四日市市立博物館・プラネタリウム

   四日市公害と環境未来館