二黄玉子は一つの殻の中に二つの黄身が入っているもので、これにあたると縁起がいいそうです。茶柱が立つと縁起がいい、のノリですね。中国でも双黄卵と呼ばれ、やはり縁起がいいものとして扱われているようです。
これを養鶏家さんの視点から見ると。。。二黄玉子はたいていは「産卵器官がまだ成熟しきっていない若い雌鶏が生む卵」だそうです。ホルモンバランスなどいろんな加減で成熟した鶏でも生むことはあるそうなのですが、確率的に若い鶏の大半と老いた鶏がたまに、ということが多いようです。二黄玉子のでき方をお聞きすると、そんなにレアではないような?それにしては市場であまり見かけません。あってもブランド的な販売がされていたりします。そもそも殻を割らずにどうやって単卵かそうでないか見分けるのでしょう?
養鶏プロの言では「単卵かそうではないかは検卵時にわかる」そうで、以前伺ったことのあるその養鶏場では規格外品として格安で売っておられました。ちなみに検卵では殻にヒビが入っていないか、異物が入り込んでないか、など、多くのことを調べるのですが、この養鶏場では鶏の体内で卵に入り込んだ血も異物扱いでした。黄身やカラザ(黄身にくっついている白い筋みたいなの)に血がついていると嫌がる消費者が多いため、可能な限り外しているそうです。それこそ中身も割らずにどうやって調べるんだろう?とお尋ねしてみると、
「光源に透かしてチェックします。」
とのこと。手作業ですか!教えていただいたのはかなり前のことなので今はもっと便利な方法があるのかもしれませんが、びっくりしました。
↑1個の玉子で”目玉焼き”できます。相対的に白身の割合が少なくなるので玉子焼きも色よく仕上がるとか。
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