少し前の話になりますが。。。調律師さんにアップライトピアノを調律していただきました。
カバーを外す→ホコリを取る→ウェッジを付ける(=共鳴させないために弦にフェルトをかませる)→音の狂いや不具合を調整する
ざっくり言うと大体この手順だそうで、素人のくらげびとに説明してくださいながら流れるような手つきで作業を進めていかれます。
忘れないうちに息子その2から頼まれていた質問をしてみます。
「バイオリンとか、琵琶とか、笙とか、演奏者が調律できるのに、なんでピアノはプロの人がやるんですか?」
調律師さんの答え。
「もちろん演奏者さんが調律なさってもいいのですが、ピアノは調律に関わるパーツも多く、楽器というよりはむしろメカニックに近いところがありますので、調律を専門に行っているものの方が早く確実にできるかと。そして演奏者さんの『こう弾きたい、こういう音を出したい』という理想の音をその方が弾かれるピアノで最大限に引き出すのが調律師の仕事と考えています。。。一言で言えば演奏者とピアノの橋渡しをするのが調律師だと思っていただければ。。。」
その他質問攻めにして手を止めさせてしまいつつも調律が終わり、これからまたピアノを楽しむ日々が始まります。(・・・とは言っても弾くのはあくまで子どもたちですが。)
それにしてもプロの仕事って美しい!見ているだけで気持ちまで洗われるというか、周りの空気が澄んでいくような気がします。
良いご縁をいただきました。これからもよろしくお願いいたします。
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