暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

のこるもの

2020年12月12日 | 古民家
 住まいはとても高価で、地域の資産としてみんなで守って来た頃・・・
土地も地域にとって大切で・・・先人から引き継いで、守り伝えなければいけない役割を持っていました・・・。
一部の人が力を持つ事に、危うい部分はありますが・・・
決まり事を造り・・・何かの折には公平に分け、管理出来る繋がりや・・・結の心がありました・・・。

空き家が増え・・・どこの誰がどうするのかも解らない、謎の建物や土地が増え・・・
投資目的で知らない国の人が買いあさって・・・
商店街はゾロゾロとシャッターが閉まり・・・廃墟の住まいにハラハラと雑草が生い茂る・・・。
モノを大切にするもったいないの心は・・・食べ物や道具だけでは無く・・・
住いもそうあってほしく・・・30年ほどで朽ち果てる建物にこぞって住むのが暮らしでは・・・
その先住み継ぐ子供達は・・・何を想い暮らし、次の子供達に伝えて行けば良いのか解らなくなってしまいます・・・。

学校の授業で農業体験をしても・・・博物館に行って昔の暮らしを見ても・・・
そこには、作り物の世界が広がるだけ・・・・
体で感じ・・・その目で見る景色が記憶に残り・・・
その時は多くを知る心が育っていなくても・・・奥底に少しだけ、残るモノはあるはず・・・。
繋げるのが大人の役割で・・・残すのがみんなの力が必要だと思います。


コメント
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