セピア色と少しぼやけた写真に・・・自分と良く似た顔が笑顔で写っている・・・。
年齢不詳の髪型に、映画で見るような洋服で着飾り・・・
見た事があるような場所でも・・・どこか違和感を感じる背景・・・。
自分と同じ歳だと言われて・・・若いのか老けているのか・・・?
なんだか気恥しくて・・・ムズがゆい気持ちになる・・・。
埃っぽいアルバムを手に取り・・・どこの誰かも知らない100年も前の写真が長持の中から現れて・・・
目の前にある土蔵を背景に・・・着物の家族写真に出征前の集まりだろうか・・・?
子だくさんの家族に着物の生活が普通にあって・・・戦争が本当にあった事を伝えている・・・。
時代は繋がり残されて・・・たくさんの暮らしが、あちらこちらで残されて今がある・・・・・。
解っていても、じっくり考える機会は無く・・・素通りしているような気がしてしまう・・・。
言葉で伝わる想い・・・絵で知る記憶・・・写真で見る現実・・・
でも・・・一番伝わるのは、目の前の古民家・・・・・暮らした町並みがそのまま残っている現実・・・。
手に触れて伝わり、その場所の空気も感じ取り・・・
伝統の文化を五感で感じ取れる機会は少ないけれど・・・まだ間に合う時間に暮らしているかも知れません・・・。(味覚はどうしようか?)
残された貴重な時間を、大切にして行きたいと思います。