波打ち際に、意味なくなぞった落書きも・・・
腕をいっぱいに伸ばして・・・大きな山にトンネルを掘った砂のお山も・・・
ガブリと大きな波で、消えてゆく・・・
魚に見えて・・・熊にも見えて来て・・・
優雅に泳ぐ雲の姿は・・・グラグラと気ままに流れて消えていきます・・・。
カタチあるモノが姿を変えていくのは物悲しく・・・。
それが長年親しんだ住まいなら・・・歴史が消えてしまうようで・・・
町並みが我先にと、様子を変えてにぎやかになると・・・昔の情緒が無くなってしまったと・・・
時代の流れに、恨みさえ抱えてしまう気もする・・・。
1000年もずっと変わらない姿を残す、木造建築もあるけれど・・・
どこにでもある家族の住まいが、1000年あり続ける訳もなく・・・
小さな文化は生まれて消えてを繰り返し・・・少しづつ豊かになって・・・
気まぐれに時は進んでしまうけれど・・・
伝統から頂いた暮らしの姿を、残してくれたからこそ・・・その先に進む道をたどって・・・
新しい砂のお山や・・・波打ち際の落書きのように・・・
また、飽きもせず・・・書き続ける事が出来るんだろうと思います。