おのぼりさんがお山の上から夜景を見ている・・・
高い塔の上から、ガタゴトとひしめき合う工場を見ている・・・
暗いお空の上から、まあるい空を見下ろしている・・・。
人が造る美しさに、目を奪われて・・・不規則に並んだり、整理整頓されていたりと・・・
そんなものがダラダラと並んで・・・美しく見えて、だらしなくも見えて・・・
それがまた・・・なんだか目を奪われるのは、自然の中では探せない怪しさがあるからかも・・・。
照葉樹林は・・・いくつもの木々が重なり合い、幻を見るかのような景色を見せてくれます・・・。
そうしようと並べられた訳でも無く・・・無作為に育った訳でも無く・・・
木々が生きる為に選び・・・頭が痛くなるほどの時間の中で育ち・・・淘汰されながら生き延びて来た・・・
自然の強さと・危うさの中で生まれて来た森です・・・。
永遠の森は・・・自然と更新される森・・・
人の住まいも・・・暮らしの中で、自然と更新される住まい造りであってほしいと思います。