暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

移築

2018年07月17日 | 古民家

 新築するにはどれくらいの費用がかかるのでしょう・・・・?

建売であれば、2千万台で土地から建物まで購入できます・・・。

土地を購入して・・・自分の好きな間取りで建てるとなれば・・・・建築地でかなりの差が出ます・・・。

100坪が500万円の場所もあれば・・・1億や2億の場所もありますし・・・

建物の間取りや、広さ・・・使う素材によっても大きく費用は変わってきます・・・。(当たり前ですね)

何世代も住み継がれた住まいは、手直しの費用がそれなりに必要ですが・・・

土地を探したり・・・建物を一から建てるのでは無いので・・・何十年もローンを組む必要はありません・・・。

でも・・・多くの人が敬遠する理由・・・同居・・・

お見合い後の新婚生活が・・・有無を言わさず同居になる、少し前の世代の暮らし方は・・・

気分的に・・・恐竜か・・!と言うくらい前の時代の話で・・・ありえな話になっています・・・。

空き家のお話をしましたが・・・経済成長期時代の廉価な住まいを中古で購入と思っても・・・

耐震に対する不安・・・設備の粗悪な部分での不安などで、あまりおススメ出来ません・・・。

基準法が改正された後でも・・・悪質業者の手抜き施工・・・

施工精度に施工技術が伴わない技術不足・・・などで、空き家活用が難しいと言われる一因でもあります・・・。

移築は、江戸時代からも、その後も、さまざまな地域で行われてきました・・・。

運搬技術が牛や馬・・・人力しかない時代でも、頻繁に行われていたようです・・・。

それは、資源を有効活用するのもそうですが・・・

中古の材を使って建てるので、その方が安かった・・・そちらのほうが強かったのでは無いかと思います・・・。

木組みで建てられた住まいは、解体するにも・・・組み立てるにも・・・それが前提に造られています・・。

移築する事を想定していない現代の建物は、移築する=新築以上に手間と費用が掛かります・・・。

(そもそも・・・高気密工断熱を移築する事はかなり難しいです・・・曳屋するのはなんとか出来そうですね・・・。)

人件費が一番高いと言われる昨今では・・・木組みの住まいでも、少し費用は割高になります・・・。

それでも、二度と手に入らないような素材を使って造る住まい・・・

その後も、何世代も住み継がれるように移築しておけば・・・その時代ごと痛んだ部分を交換しながら・・・

半永久的に住み継ぐことが出来るのでは・・・そう思います・・・。

30年~50年もすると見る影もなくなるような住まい方では無く・・・

風格すら漂う・・・味のある住まい・・・先を見据えた「移築」そんな考えた方・・いかがでしょう・・・?

 

 

 

 

 

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