暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

町造り

2019年02月11日 | 古民家

 街路設計・・・・かっこよく言えばそんな言葉で・・・町造り・・・

知らない町に行って・・・町を散策したり・・・車で走っていると、いろいろ気付く事があります・・・。

古い町並みが残る地域では・・・建物の高さが抑えられて、全体の色調が統一されていて・・・

景観条例などで町並みを守ろうとしています・・・。

良く観察すると・・・なだらかに曲がった道路や・・・鍵の手状の道路があちこちにあって・・・・

昔の水路や川・・・・城下町のように敵が攻め込みにくいように工夫された町造りだったりします・・・。

(遠見遮断とも言われて、遠くを見通せないようにした工夫です。)

戦国の時代では・・・敵からどのように身を守るかを考え・・・

領地を守る工夫が・・・攻め入りにくい土地選びからだったり・・・道路造りだったり・・・建物の配置だったり・・・

国取りの果てしない夢を実現する・・・壮大な計画を思い描いた町造りだったのだと思います・・・。

東京の町は、頻繁におこる大火で・・・大通りを造ったり・・・防火用水をあちこちに配置していました・・・

古絵図で良く見る、建ち並ぶ土蔵が増えだしたのも・・・絶えない火事から大切なものを守る工夫と言えます・・・。

木造建築が多い時代・・・火事に対する備えは大切で・・・その為の町作りの痕跡が今も残っています・・・。

他の人とは違うおもしろい事をしたい・・・・目立ちたい・・・その欲求は今も昔も変わりは無いと思いますが・・・

それぞれに節度があって・・・守られて来たものを次の世代に残そうとする思いがありました・・・。

世代が変わればその文化を守れないような税の仕組みや・・・残そうとしても残せない財政的な事情もまります・・・。

財閥のような仕組みが良いと言う訳では無いのですが・・・同じような仕組みが・・・

一部の方々で既得権のように続いている現状を思えば・・・。

日本を良くしよう・・・・海外に誇れる国を造ろうとした先人の思いを持った方々は数少なくなり・・・・

古いものをゴミのように捨てて行く・・・・捨てざるを得ない環境作りになってしまったのだと思います・・・。

文化を残す取り組みも大切ですが・・・

誇りの持てる国造り・・・・町造り・・・人造り・・・・地域造りの力が大切なんだと想います。

 

 

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