暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

役割

2019年02月09日 | 古民家

 煙突からモクモクと煙が出ている風景・・・・

工場地帯の太くて・・・大きくて・・・背の高い金属で出来た煙突は今でも見かけます・・・。

白い雲のような煙・・・・・環境に影響がある悪いモノは入っていないと思って見ていれば・・・

風に流され・・・雲になって形を変えながら流れていく・・・・なんだか、穏やかな気持ちにさせてくれます・・・。

大正・昭和の町には煙突がいくつも立ち並んでいました・・・お化け煙突(83.82m)・・・ラサの煙突(160mですが90mの山の上に建つので240m)

日立鉱山の大煙突(155.7m)・・・番外編、煙突男・・・

煙突にまつわる話は数多く・・・それだけ工場や・・・銭湯・・・小さな工場の煙突まで・・・

経済成長の中で生まれた、不思議な景色・・・町並みだと思います・・・。

高い建物がそれほど無かった時代・・・日本一高い煙突を建てる物語の映画まであったそうですが・・・

高さを競うのは今も・・・昔も変わらず・・・霞ヶ関ビル(147m)・・・サンシャイン(240m)・・・

東京タワー(333m)・・・ランドマークタワー(296m)や・・・スカイツリー(634m)・・・・などなど大変な時代です・・・。

江戸時代は・・・囲炉裏・・・火鉢・・・竈の生活・・・大きな煙突が必要な職業も少ないので・・・

甍が続く町並みは・・・・海外から来た方々が見て、とても美しかった事でしょう・・・。

記憶に残る景色と・・・・日本らしい景色とは違うと思います・・・。

日々姿を変える街や町・・・・変わり果てた中にも・・・少しだけその痕跡は残っていて・・・

遥か遠くの生活や暮らし向きを思い巡らせる方々も多いかと思います・・・。

空き地になり・・・ビルが建ち・・・中に入るお店も入れ替わる姿を考える事無く見ていると・・・

以前はそこに何があったのか・・・・どんな町並みだったのか・・・思い出せない方がほとんどです・・・。

一旦失われれば・・・その記憶が薄れて・・・消えてしまうスピードは速く・・・思い出される事もありません・・・。

残して繋いで行く大切さは・・・日本らしさを次の世代に残す大切な役割だと想います。

 

 

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