海の横に塩の風・・・乾いた鳥の声につられ泣き・・・
耳慣れない汽笛の音も・・・声だかに叫ぶほどには届かなく・・・
坂道から下ろされた暮らしの途中に・・・潮風の当たりは堪えて・・・
生業の豊かさを呪うように海に出れば・・・
命の都合も待てない轟々しさは・・・若さも老いもつれて行き・・・
いたたまれない歴史に目をつぶりながら・・・
明日の水面に目を向ける・・・。
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山の頂に隠された・・・恵みの危うさを体で感じながら・・・
獣と見間違い、隠された木々の間を縫うように・・・
捧げた供物の良し悪しに・・・祈りと貢ぎを秤にかけては・・・
伝統と文化を言い訳に・・・顔を背けて腰を折る・・・
尊い頂に涙しては繰り返された・・・人の想いが繰り返される・・・。
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寒さで渡る春の空・・・北と南に暮らしを求め・・・
命を賭して渡り歩く・・・草原を渡るにも・・・
空も飛べるとうそぶきながら・・・
いつもの旅路か・・・見果てぬ行先か・・・
種を守るだけに結ばれた・・・尊い願いはそれぞれに・・・
変化と進化を繰り返せば・・・
余計な部分は削がれて置いてきぼりの・・・
人の暮らしが裏返されるのかも。
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