土壁は藁と土を混ぜて、ある程度寝かせると粘り気が出てきて・・・
それが竹小舞や木摺にしっかりと食いついて・・・乾燥して固まり・・・
粘り気もあり強度もある壁になります。
藁を細かく刻んだり・土を練ったり・・・竹を伐採して・細かく裂いて・・・
藁を編んでひも状にして・・・柱と柱の間に竹を編んでいく・・・・
下準備にとても手間隙がかかります・・・
その後も、下塗り・中塗り・上塗り・・・しっかり乾いてから、漆喰で仕上げです。
その塗り方・乾燥・塗り厚・・・温度や湿度・・・経験と積み重ねた技術で、仕上がりが決まってきます。
自然素材のよい所は、調湿や空気の清浄化などもありますが・・・
使った材料が何度でも使えると言うことです。
乾燥した土は自然乾燥なので、砕いて練ってあげれば、また土壁になります・・・
むかしの建物は「木」と「土」と「石」で出来ていました・・・「植物」も使いますね・・・
それらは自然に返り・・・環境負荷も少なく・・・使い続ける事も出来ます。
育つ時間が長かったものほど・・・手間をかけて育て造り上げたものほど・・・
その後の付き合いは、一生のものになると想います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます