千石先生の言葉

　リクガメなんか日本に居ないんだから、ペットには不向きと一括されたのが１０年くらい前。でも、繁殖させるっていうなら、頑張って欲しい。野生のリクガメはどの種も数が激減しているから。ここから、始まったのだと思います。
　８年間、毎年孵化にたどり着いたのは、キャンデイー、アンソニー、パティー、アーチーのお陰。ここ数年は、どう育てれば迎えて下さる方に喜んでもらえるか、このことを考え続けています。今年、初めて孵化子の死に直面しました。僕の手のひらで終わった命。これで、もう一度１からやり直そうと決意させられました。
　来年、また、孵化してくれるか、今はかなり不安ですが、兎に角、２組のカメから預かった命を守っていこうと思っています。