ツォツィ

　社会派の映画です。人類のの繁栄の陰にある暗い部分が舞台です。みんなに見て頂きたいです。少年をどうするかでなく、それを作り出してしまっている社会をどうするか。それを問題としています。ツォツィとは不良少年のことです。しかし、彼らは心の中まで不良ではありません。彼らの心の中にある寂しさ、優しさがわかります。彼らは罪を犯しましたが、被害者でもあるのだと思います。

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

２０歳そこそこで自転車競技で世界一になった主人公。しかし、睾丸癌になり、しかも肺と脳にも転移が。治癒率２０％の絶望を感じ、自転車はおろか、生命の危機を感じる。癌摘出手術と抗ガン剤の投与。苦しい最中、契約していたチームやスポンサーから契約解除の絶望を味わう。それから1年。なんとガンが治癒した。それだけでは無く、自転車競技への復帰をはたそうとする。しかし、抗ガン剤治療は彼の体力を奪っており、一度は諦める。ここから、周りの人の励ましもあり、もう一度ツール・ド・フランスに！！マイヨ・ジョーヌとは、ツール・ド・フランスの各ピリオドの中で1位になった選手が次のピリオドで着る黄色のトレーニングウエアのこと。この黄色を目掛けて各選手は孟アタックをかける。主人公である著者は、全てのチェックポイントで1位となり、完全総合優勝を果たす。
　長年吐き気と付き合ってきた僕ですが、抗ガン剤治療の吐き気は想像を絶します。薬は、癌だけで無く、自分自身の骨髄も細胞を侵し、むしばんで行く。これを乗り切っただけでも大変なことだと思いますが、彼は、そこから、更に苦しい練習を乗り越えて、栄冠を勝ち取った。栄光のためだけでなく、同じ病気で苦しんでいる人、励まし続けてくれた人のために戦ったのだと思う。

ノウイング

　ホラー映画だと思っていましたが、実際はSF映画でした。ホラーが苦手だったので、最初の場面では、”ヤバイ！”って思いましたが、見ていくと引き込まれていきました。タイムカプセルに入れられた絵。その中に物凄い数の数字。この数字の謎が解かれていくとそれが、予言であることが。そして、最後にとんでもない予言が発見される。

小さな幸せ

　親鸞を読んで、感じたのですが、幸せって人それぞれですね。同じ事でも幸せと感じられる人もいれば、感じない人もいる。また、その時の気分によっても感じ方は違いますね。知らず知らずのうちに肩に力がはいっていて、そんな時はなかなか和やかな気持ちになれない。難しいですね。1日のうちで１つだけでも小さな幸せを感じられる様に、視野を広げていけたらいいなと思います。
　

簡単だけど難しい

　カメについて。
　
　普段から心がけているのは、元気なときこそよく見ること。カメにも個性があり、元気な状態ってみんな違うと思います。その子の元気な時の姿を目に焼き付けておくようにしています。そうすれば、ちょっとの変化に気付いてあげられる。簡単な事だけど難しいですね。