続けるということ

　継続は力なり、僕が一番好きな言葉です。このブログでもお気づきかと思いますが、僕が１０年以上続いていることって結構あります。続けられているのは、ただ単に好きだからです。最初は全く白紙でも、続けているうちに分かることって多いと思います。分かるまで辛いこともありますが、一つ壁を超えると更に次の世界が見たくなる。これは性格からきているのかも知れません。リクガメの繁殖なんか、決意した当初、当時のマニアの方に”素人には絶対無理”とか、”素人は帰れ”とか、完全に門前払いをくらいました。でも、千石先生の言葉もあり、”ここで諦めてたまるか！”って思いました。そして、京都市動物園でたまたま飼育係の方に質問してみたところ、親切に答えてくれ、色んな動物園や水族館に行って飼育係の方に質問するようになりました。これを自分なりにまとめてみると、産卵から孵化までは、どの種類のカメもほぼ同じなんじゃないかって思うようになりました。１号のキャンミーと２号のコロンが孵化した瞬間の感動、完全に病みつきになりました。
　読書も同じ様なことがあります。興味を持って読み始めても最初の何ページかは、面白くないことも多々あります。しかし、読むにつれて一気に引き込まれる瞬間がある。この瞬間、文章に集中して何も考えなくなる。これが味わいたくて別の本が読みたくなる。
　映画も同じ。多分、一種の中毒なんでしょうね。何でもある一定の壁を超えると続けざるを得なくなる。ただ単に続いているのではなく、気が付けば続いている。これが正直なところです。