ぶりくらの朝

　いよいよ、ぶりくら当日となりました。このあと、５時過ぎに出発予定です。その時間くらいに、ぶりくら当日、我が家では恒例のお別れの会が開かれます。毎年、別れを惜しんで妻子は号泣します。
　産卵してから、これまで、誠心誠意育ててきて、命のバトンをお渡しする。これが、ブリーダーである我々の仕事。もう、１０年も毎年繰り返してきていますが、辛い朝です。でも、カメの可愛さ、素晴らしさを一人でも多くの方に知ってもらうため、それだけのために毎日頑張っています。
　毎年、多くの出会いがあり、毎年、ぶりくらでしかお会いできない方が駆けつけてくれる。来てくださった全ての方に、”今年の我が家の作品はこれです！”とお見せする。そんな１日です。今年も、たくさんの出会いがあることを胸に、出発します。