クロカメ日記

カメを中心に読んだ本のこと、見た映画のことや日々感じたことを書いていきます。

5人

2017-11-08 14:38:20 | 読書
戦国時代の終わりは、僕は、5人で作りあげたのだと思う。斎藤道三、織田信長、徳川家康、豊臣秀吉、石田三成。3人だと言う方は、非常に多いと思います。また、順番も微妙に違うと言う方も多いと思う。家康は、実は、ずっと観ていた。そして、待っていた。
まず、道三は、武将が自ら財力を作り出すことを教えた。その点に初めて気付いたのだと思う。しかし、それを実践することに時間がかかり過ぎてしまった。この財力の考え方を娘婿である信長に託した。信長は、財力に加え、人の動かし方を実践した。しかし、自ら動く事でしか、表現出来ず、次の世代に受け継ぐ事が出来なかった。ここまでの事を家康は、既に観て次の手か分かっていたのだと思う。だが、まだ待っていた。秀吉の力量を見定め、そのうえで、面倒な信長の残務処理をさせた。秀吉もまた、信長と同じ過ちを犯す事が分かっていたのだろう。教育。信長の残務処理をする傍らで、自身の全てを一人に教え込むだけの時間が無かった。その為、自身の全てを一人でなく、その特徴によって、分散して何人かに教えざるを得なかった。面倒な残務処理を手伝って、早く済ませてしまい、楽な状態になったところで、秀吉の弟子のうちでも比較的、楽に戦える三成意外の弟子達を味方につけて、信長からの遺産を奪い取り、そこからは、息子と孫にまで、実戦を交えながら教育していった。恐らく最も注意したのは、いかに長生きするかだけだっただろう。
コメント
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