この国の悲劇は、日露戦争の勝者とされてしまった事から始まったのではないかと思う。
勝者となった事で、欧米から睨まれ、その後、油を止められ、油を求めて西へ向かう。
満州、この地での戦争は、その土地の人達を全く無視した形で始まり、この地を燃え尽きさせて終わった。
当時の地図の作成は命懸けであり、その分、遊び心から、実際には無い家族の名前を付けた島を加えてある事があったらしい。日本は燃える土を見つける為、戦争の為正確な地図が必要となり、調査の手を広げていく。しかし、欧米は着々に日本包囲網を狭めていく。
この地での戦争は終わるが、誰も勝者が居ない。