余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

富士日記(中)

2021-03-10 22:45:54 | マイブック(た)
「富士日記(中)」
      武田百合子 著

生活と感情のつながりを
凝縮し引き伸ばし富士にいるあいだの出来事を綴る。
東京と富士を行き来して、
自然の移ろいを肌で感じ、
朝昼夜の献立から、泳ぎ滑り、
花を見、月を見、寝て、凍って、食べて、運転して、
買い物にいくらかかって、
リスにウサギにネズミにスズメが近づく。
白糸の滝は人気がない、どんな滝だろう。
そーっと出てそーっと入る。

冬になり春が来て夏を過ぎ秋を過ごし
また冬になり春を待ち。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ涙が

2021-03-10 00:08:54 | ウイルス時代(短歌)
なぜ涙が
つたうのだろう
枯れたはずの
湖を描きつづける
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あんまり

2021-03-10 00:07:12 | ウイルス時代(短歌)
あんまり
大きくない
花をとり
活けて今日の日を
明日に捧げる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする