余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ボタニカ

2022-07-18 23:20:36 | マイブック(あ)
「ボタニカ」
      朝井まかて 著

どうしようもなく植物が好きすぎる。
好きになるということはどうしようもない。
牧野富太郎の物語。
まだなにもできていなかった日本の植物学。
花に呼ばれて、木に呼ばれて、草に呼ばれて、
話しかける。
お喋りは止まらない。
恋をしているのだから、
好きということは恋をしているということなのだから。
共に歩む妻の壽衛と。
熱の灯りの感情をほとばしらせ、
焦がれを追いつづける。
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ためしがき

2022-07-18 23:02:05 | 水声の詩
ふける
もの思いにふける
学校をふける
リンゴがふやける
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ダルマさんがころんだ

2022-07-18 23:00:32 | 水声の詩
隠れ家でおこなわれていることは
ダルマさんがころんだ
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2022-07-18 22:57:13 | 十五の詩
もつれた糸は切ってしまえばいいんだ
君はほどこうとしたけれど
天の川に流れてしまったよ
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ピエタ

2022-07-18 22:53:35 | 水声の詩
ピエタ
抱きかかえる
永遠の時間
優しみにみちた姿
包み撫でる絹の肌
眼差しは透明に
口元は微笑み
抱えられるものは
穏やかに眠る
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