「やりたいことは二度寝だけ」
津村記久子 著
エッセイ。
好きなこと。
それはとても素敵なこと。
とてもとても素敵なことだとおもう。
この当時の著者は会社に勤めながらの創作作業。
とりあえずの知りたい検索のエッセイから。
知りたいということ。
扉が開く鍵のひとつひとつ。
適材適所はあるとおもう。
こう言ってしまうと何だと思う人がいるだろうか、
けれど不思議に思わないだろうか。
何かを好きになるということ。
人を好きになるということ。
あなたをきみを好きになってしまうということ、
なぜ君なのか、なぜ彼方なのだろうか、
すると疑問が次々と沸き起こる。
好きなこと、働くということ、愛するということ、
恋すること。ときに怒もあるだろう。
それらを現し表現し、
得意なことを寄り添えられれば優しさも顔を見せ、
虹彩を見ていたいと願わずにはいられない。
年齢を経た少女性、少年性、大人という曖昧な甘美の天秤。
その美しき日々。常に物語る自然の愛恋。
スイカのシマシマを手の平でおおう。明日は十五夜。