余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

落下する

2023-03-10 00:43:19 | レターの膜(短歌)
落下する
傘につかまり
降りていく
君の足元
花の草原
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夕子ちゃんの近道

2023-03-10 00:40:29 | マイブック(な)
「夕子ちゃんの近道」
      長嶋有 著

緩やかな時の流れ。
長嶋有の小説は時がゆったりしているように感じる。
舞台はフララコ屋。
フララコ屋はアンティークのお店だ。
その二階の部屋とはいえない物が積み込まれている一室に、住む僕。
僕に名前はでてこない。
最後のほうでちらっと謎々のようにでてくるけれど。
フララコ屋の周囲に住む人々とともに、僕は日々を過ごす。
そう、日々を過ごす物語だ。
夢でもなく、夢を見ているわけでもなく、たんたんとした日々を。
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