国内の新たな感染者は2426人、感染者の累計は12万9068人
国内では20日、新たに2426人の感染が確認され2日連続で過去最多を更新しました。これで国内の感染者は12万8356人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は12万9068人になりました。
また、新たに確認された死亡者は14人で、死亡者の累計は1982人になりました。
なお、大阪府の370人、北海道の304人、山口県の23人、岩手県の15人、大分県の12人はいずれも新規感染者の過去最多を更新、東京都は19日の534人に次ぐ2番目の多さになりました。
都内の新たな感染者は522人、感染者の累計は3万6788人
東京都では20日、新たに522人の感染が確認され、過去最多を更新するとともに2日連続で500人を超えました。これで都内の感染者の累計は3万6788人となりました。
このうち、10歳未満から30代が239人で全体のおよそ46%を占めていますが、重症化しやすい60代以上の感染者はおよそ20%の107人です。
また、経路不明の感染者は298人でおよそ57%です。
なお、新たに確認された死亡者1人で、死亡者の累計は477人になりました。
これは、あくまでも保健所や医療機関などでPCR検査を受けることができた患者のみの数値で、民間の検査機関が行ったPCR検査の結果陽性と判定されても報告義務はなく含まれていません。
リンクを追えない新たな感染者が5割前後で推移していますので、無症状や軽症のためPCR検査を受けていない「隠れ感染者」、民間の検査機関の陽性判定者の「隠れ陽性者」から感染したものとみられます。
病院や特別養護老人ホームでクラスターが発生しているほか、家庭内感染により重症化しやすい高齢者にじわじわ拡大しています。
新規感染者数の動向
患者と死亡者の動向
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国内事例・空港検疫・チャーター便帰国者の合計
家庭内感染の割合が急増
家庭内感染の割合が急増している背景には、無症状の「隠れ感染者」が家庭に持ち込み家族に感染させていること、病院や療養宿泊施設を希望しない感染者が自宅療養中に家族に感染させていること、新規感染者の増加により、病院や療養宿泊施設の調整にあたる保健所などの業務が繁忙のため調整が遅れて、やむなく自宅待機している感染者が家族に感染させていることなどによります。
こうした状況では、水面下で急増している市中の感染拡大に歯止めをかけることは不可能で、医療体制の崩壊の引き金になります。
Go Toトラベル一度中断の決断を-東京都医師会尾崎治夫会長
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都医師会の尾崎治夫会長が20日、緊急記者会見を開き、政府の旅行需要喚起策「Go Toトラベル」について「(感染者が)激増している状態を放っておけば、国民も心配になって行かなくなる。一度中断するという決断をしていただけないか」と停止を求めました。
尾崎会長は、2日連続で感染者が500人を超えた都内について「さらに1000人という数になると、医療は持たないだろう」と指摘しました。
国内の感染状況
世界の感染者5720万人超え、死亡者は136万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間21日午前3時の時点で5720万4849人となりました。
また、死亡者は136万5612人となりました。
国別の感染者は、アメリカが1176万6529人と最も多く、インドが900万4365人、ブラジルが598万1767人、フランスが213万7096人、ロシアが202万3025人などとなっています。
また、死亡者は、アメリカが25万3064人と最も多く、ブラジルが16万8061人、インドが13万2162人、メキシコが10万104人、イギリスが5万3870人などとなっています。
主な国・地域の感染状況