wowowに入って良かった。
木野花演出の「阿修羅のごとく」も観ることができた。
舞台が客席の真ん中にあって、東西南北の四方向から芝居を見られることになる。
天井には、屋根を模した骨組みもある。まるで、相撲の土俵のようで、ここで、四姉妹の戦いが始まる、そんな感じ。
木野花演出といえば、青い鳥の時代に見た「シンデレラ」など忘れられない。大阪ガスの跡地の今はなき劇場で見た気がする。30年以上前だ。
シンデレラをシンデレイラと呼ぶ。レイラにアクセントがきて、だんだんと高い音になる。お尻を縦にふってあるく意地悪な継母と姉たち。彼女たちの独特の歩き方、発音が今も見え聴こえてくる。
シンデレラ役の女優さんが床にへばりついて床磨きしてた。走りながら待っている。待ちながら走っている。そんなセリフが印象的だった。
カエルの鳴き声だけでなにかを演じてたもの忘れられない。なにしてたかよく分からなかったけど。とにかく、いつも突飛なアイデアで楽しませてくれた劇団青い鳥。
もうそんな劇団はない。
けど、木野花さんの洗練された演出も悪くない。
*失礼!劇団青い鳥はあります!
ただ、そこに木野花はいない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます