くっしーの徒然日記

どのアイピース使ったっけ?(NGC1499)

さて、画像処理もぼちぼち進んで、昨年の11月22日の瑞垣周辺での撮影結果に移る。

この日は、長野に震度6弱の地震が来た時であるが、撮影場所は山梨なので、ほとんど撮影には影響が無かった。

この日は、まずは東の空から、かなり高く上がってきたNGC1499カルフォルニア星雲から撮影した。


【↑NGC1499 カリフォルニア星雲 ペルセウス座の散光星雲】
Celestron D:70 f:400 EF27mm 15倍 SP赤道儀+AL90+SkySenser2
コリメート法 LPS-P2使用 PowerShotS90 F:2.0 f=6mm Iso3200
S:128秒x15コマ Noise減算:ON 35mm版換算で280mm相当 
撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/11/22 20:52-22:18
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で反転
トリミング、トーンカーブ・サイズ調整

通常、カルフォルニア星雲のように大きな星雲を撮るときは、7cm鏡筒にPL40mmかもしくはUW20mmで撮ることがほとんどである。今回もどちらで撮ったか特に記録していないので、写った画像のサイズと視野の大きさでどちらかと判断しようとしたが、どちらの視野の大きさとも一致しない。


【↑前回のUW20mmでのオリジナルの1枚画像】


【↑前々回のPL40mmでのオリジナルの1枚画像】

あれ~?どのアイピース使ったっけ??

と、さんざん過去のオリジナル画像を探すと、ありました、EF27mm!過去に2度ほど処理画像とともに撮影データに書かれていた。


【↑今回のEF27mmでのオリジナルの1枚画像】

と言うことで、前回はUW20mm 、 前々回はPL40mmでの撮影で、今回はEF27mm。

前回のUW20mmのほうが、解像度や濃淡の階調はあるような感じだが、1枚画で見ても周辺像でのピントがずれていく感じ。PLとEFではそれはもう少しましだが、周辺像が1枚画ではそれ程でもないのに、スタックするとだいぶ流れている。解像度も倍率に従って落ちているかな。

なかなかうまい具合にちょうど良い感じにならないな。ひょっとして、極軸がしっかりすれば、スタック時の周辺像の流れはもう少し改善するかな、、、、

2014.11.22(2015/11/7up)

コメント一覧

くっしー
kameさん、こんばんわ。

SYNTA社の極望ですか?中心マークを基準に円が書かれているんですね。言われるように赤径を回してレチクルと同心円を一周するという事は、センターが有ってるって事ですものね。ビクセンのレチクルパターンですとそれが出来るのは少ないですね。
実は、最近まで、目盛環が無かったので、ステラリウムでその時刻の北極星の位置を毎度確認して、「今は右上40度にあるから左下40度にレチクルの線を合わせて、40分の所に北極星が来るように」とやっていたのですが、角度の基準点がはっきりしていなかったので、あんまりうまく合っていない事がしばしばでした。GPDになって、目盛環が付いているので、ビクセンの取説の合わせ方にするようにしました。でも古いレチクルの為、歳差が書かれていないので、これまたステラリウムで見て、2015年だと10月10日22時40分ごろ、明石では、北極星が南中するようなので、その時間に目盛を合わせてから、レチクルの線を垂直にした状態で、指標線の位置を0°に調整しています。使う時は、観測時刻に目盛を合わせて、レチクルの線上の中心から40分の所に北極星が来る様に合わせています。これでかなり精度が上がりました。
kame
3つのアイピースの写りを比較すると、アイピースの特性もよく分かりますね。(@_@;)

色のヌケはスカイコンディションの影響もあるのでしょうが、アイピースのコーティングの影響もありそうで、面白いことに画角もほぼ同じ。

なかなかこういう比較記事って無いので、とっても貴重な情報だと思います。(^^


ところで極軸合わせに関する余談なんですが、、、
最近SYNTA社製の極望を使うことが多いのですが、この歳差補正さえ無い極望、中心がきっちり合っていれば、赤経軸のクランプをフリーにして、レチクルパターンの円の少しだけ内側を北極星が等間隔で一周するように合わすと、驚くほど正確に極軸が合うことが多いです。
体感的にはビクセンの極望よりも正確に合わせやすい気がしております。

SYNTA社の極望って、GP系と取り付けが共通なので、星まつり等で格安で入手できるような機会があれば、一度試して見られる価値はあるかもです。(^^
くっしー
電球さん、こんばんわ。

そうなんですよ。しっかり撮影した直後にメモ取っておけば良いんですが、ついつい忘れてそのままだったりするんですよね(汗)特に1年も画像処理を寝かせておくと余計です(笑)
でも今回、偶然にも3種類のアイピースでの出来の比較ができました。意外にEF27mmでもそこそこ行けそうな感じがしています。
電球
コリメート撮影では、近い焦点距離で撮影すると後で記録が無いと困りますね。特に大きさが近いと一苦労かと思います。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「天体観望・撮影(遠征地)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事