くっしーの徒然日記

別々に撮り終える3(M65)

3月16日のガリバーへの初遠征で、パンスターズ彗星、NGC3486、NGC3628、M66と撮影し終わった時点で時計の針は既に3時半を過ぎる頃だった。

しし座のトリオの最後、M65の撮影だが、既にしし座の高度もかなり下がってきて、M65は30°ほどの位置になった。ちょっと条件が悪いので、次回にしようかと思ったが、薄明までの残り時間も少なく、今から新たな目標を導入するには少し時間が足りない感じなので、ちょっと無理してM65を続けて撮影してみた。


【↑ M65 しし座の渦巻き銀河】
Vixen SuperMirror R125S D:130 f:720 SP赤道儀+AL90+SkySenser2 UW9mm
80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x6コマ Noise減算:ON
撮影場所:山梨県河口湖町 撮影日:2013/3/17 03:32-04:31
PITで補正→Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPで
トーンカーブ・43%にトリミング(35mm版換算5243mm相当)・サイズ調整

相変わらず、赤道儀のブレは発生しているようで、16枚撮影して6枚ほどしか使えるコマがなかった。高度も下がってきているので、どうしても背景と銀河のコントラストがもう一つとなってしまい、全体にノイズっぽい画像になってしまった。

M65は9.3等級、10分角の大きさと、M66より少し暗いが、大きさはM66より大きいはずだが、ちょっと見は、長手方向は同じぐらいで、横手方向が角度の浅い位置から見た銀河の分、薄く見えているので、全体として、M66より少し小さめに見えてしまう。

中の渦巻く構造は、銀河を見る方向が浅い角度からなので、どうしても腕の感じが見づらい感じだが、一応、中で腕が渦巻いている様子はなんとか映し出せているようではある。

この撮影の1週間後に超新星が現れているのだが、当然ながらこの写真はその前の物なので、見えていない。もっともあまり明るくない超新星なので、このシステムで写せるかどうかは微妙な所ではあるが、、、

2013.3.17(4/22)

コメント一覧

くっしー
Nikon8cmさん、おはようございます。

点像に見えますが、実はかなり流れているんですよ。PITと言うsoftで、追尾エラーを補正しています。確かに、倍率が高くないと、バラバラに撮ってもあまり違いが出ないですね。
もう少し枚数を稼げれば良かったのですが、低空と薄明のWパンチで、これ以上撮れませんでした(泣)
Nikon8cm
くっしーさん

画像で見せて頂く限りでは、このM65の星像が一番点像に近いと思いましたが、歩留りが5割を切るとツライですね。やや画質は粗いですが、結構細かい構造も見えていますから、もう少しコマ数が稼げたら良かったですね。
私の場合だと、各対象をそれぞれ中心に据えても残りの銀河が入ってきてしまうし、3つの銀河を別々に撮影する意義は少ないかなあと思います。
くっしー
kameさん、おはようございます。

ここの所、関東も週末のお天気が悪くて、私も先週末は遠征できませんでした。梅雨に入る前に、しっかり遠征しておきたいところですね。
赤道儀のブレは相変わらず改善されずに撮影効率が悪くていけません。もっと色々と対策を考えないと駄目ですね。ついつい面倒くさくて、さぼってしまってます。
kame
最近なにかとタイミングが合わず、たまの晴れ間もチョイ見すらなかなか思うように出来ません。(T_T

赤道儀不調の中、しし座3部作お疲れ様でした。m(--)m
記事のアップありがとうございます。
星見の代わりにどれも楽しませて頂きました。
個別に拡大して撮ってみるのも面白そうですね。(^^
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