青くなり始めていた。ボチボチ、潮時なのだが、欲張ってもう一天体
撮影してみた。
さそり座のM80であるが、既に撮影の最初のコマから背景が青く成って
いて、30秒で、20枚撮影しようとしたが15枚程度撮影して、もう
これ以上は無理と思って切り上げた。その内11枚をコンポジットしてみた。
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【↑M80 さそり座の球状星団】
Vixen SuperMirror-R125S/D:130 f:720 EP:UW9mm 80倍 GPE/SkySensor2
LPS-P2使用 コリメート法 Canon PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm
ISO3200 S:32秒x11コマ ダーク減算無し 撮影場所:山梨県南都留郡
撮影日:2012/4/1 04:33~04:42
jpegからRegistacsでコンポジット→YIMGで回転、トリミング、
→FlatAideでかぶり補正→YIMGでガンマ補正、リサイズ
薄明の影響か、写った球状星団は、かなり赤っぽく写っていた。
トーンカーブの調整で、かなり赤みを抑えたのだが少し抑えすぎて
しまったかもしれない。たぶんもう少し赤っぽい黄金色に表現できると
良かったのだろうか、、、
M80は、7.2等級、8分角と比較的明るいが小さめの球状星団である。
その中心部は、かなり明るく、残念ながら個々の星に分解することは
出来ず、多少つぶれてしまった感じに成ってしまった。トーンカーブと
言うよりも、オリジナル画像で分離出来ていない感じである。
また薄明もだいぶ始まっているので、元々小さめの星団だが、周辺の
暗い星が薄明に埋もれて、さらに小さく写ってしまっただろうか。
又今度、暗いうちに一度撮影しておきたいものである。
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【↑薄明を迎えて富士山の上に消え行くさそり座と天の川】
Canon IXY910is 2012.4.1 4:43
ISO:800 S=64秒 F=2.8 f=4.6mm(35mm版28mm相当)
撮影の終る頃には、辺りはかなり明るくなってきた。
薄明の中で、明るい富士山と、消えいくさそり座や天の川がなんとも
アンバランスな感覚の写真となった。
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と言う事で、この日の撮影は終了。まだ少し暗いので、頭上の作業灯を
点けて撤収作業をし、三鷹への帰路に着いた。
2012.4.1(4/29)