記稲荷の御旅所は・・

6/10

時の記念日

節電してTVを消して・読書しています。
最近ハマッテる本を紹介しています。

京の歴史がわかる
読み出すと・・これが結構オモシロイ・・
京都検定の参考書にもなっているとか、いないとか?


千年の古都のタイムトンネル

京都の歴史　その六拾参


稲荷の御旅所・現在の旅所は、

ＪＲ京都駅 の 八条口 から南西方向に歩いて10分位のところにある。

一見・森のようになった敷地は、やや広い空き地のような感じですが、

祭礼の期間はここに五基の 神輿 が置き並べられ、

たくさんの出店も出て参詣人でにぎわいます。


この地に お旅所 が移ったのは、豊臣秀吉 の頃といわれているが、

それ以前は八条坊門猪熊 の 上中社旅所 と

七条油ノ小路下社旅所 の2ヶ所に分かれていた。

鎌倉時代の嘉禄二年（1226）、このうち 上中社旅所 が

放火によって焼失するという事件が起こっています。


　それは、旅所神主の 則正 という者が、

神主職を罷免されたことを恨んでお旅所の建物に自ら閉じ籠もり、

祀られていたご神体と共に焼け死んだ、というのです。

またこの ご神体は、

この場所にはじめて出現されて以来のものであったというから、

御旅所内には 稲荷本社の神 とは別に、

柴守長者 の伝承を想像させられるようなご神体が祭られていたことになる。


今回はここまで・・ 　　

続きは次回に・・　

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