二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

響焔9月号

2016年08月28日 | 俳句
9月号の響焔誌が届きました

私が投句している会員ページ「白灯集」に

今月も5句採って頂きました



客一人店員一人誘蛾灯

霾るや十三歳は無口なり

六月はA5出口を出て左

小さくて白くて遠い梅雨の月

今日も雨昨日は小雨額の花




このうちの「六月は」の句に

主宰の講評をいただきました


「こんなことが俳句になるのかは不思議だが、”六月”という

ほとんど無意味な月が”A5出口を出て左”と断定されて、

俄かに都会のリアルな風景として生き生きと意味を持った。

加えて”左”というのが技巧の冴えを見せて小気味よい」





私が響焔誌が届いて真っ先に読むのが

実は編集後記

(Y)さんの言葉に「この方いつもいい事言うな~」と思っていました

例えば今月は


俳句は事実を重ねても真実に辿り着くとは限らない。

むしろ事実から離れる事で事実が見えてくることの方が多い。

もちろん事実は大切ではある。しかし事実を書くことに汲々としてる限り

本物の詩ー真実は現れないのではないか」



このような事が刑事ドラマの例を出して語られていました

事実から一旦離れて

自分の中で詩として昇華させましょう、

と言う事ですよね・・・?

・・・ですよね??



こういう作句する上での一言アドバイスのような言葉が

毎月書かれているのです

ここを読んでいるだけでも「なるほどね~」と勉強になります




後日

この(Y)さん・・・

山崎聰主宰の(Y)だと知りました・・・あは~



この珠玉のお言葉を集めたものが

一冊の本になっております

「シマフクロウによろしく」(紅書房)

文庫版サイズのとても読みやすい本です

ご興味がある方は

響焔HPか私へコメントを・・・

多分まだ数冊あったはずですので・・・

・・・なかったらごめんなさいね!