二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

新人合同研修会

2017年12月07日 | 俳句
今年最後の響焔の行事「新人合同研修会」が

江東区芭蕉記念館にて行われました。

山崎主宰の他

5名の講師の方が選者としていらっしゃいました。

お一人ずつご挨拶いただき

その中で、渡辺澄さんの言葉が心に残りました。



「俳句をやっている人は心が強い。

俳人は強くなければ長く続かない。

そして優しくなければ俳句なんてやっちゃいけない」



何事にも云えることだけれど

続けることが上達の第一歩ですね

(実はこれが一番難しいんですけど)

特に俳句は、一見取っ掛かりが良さそうなので気楽に始めてみるけれど

やってみたら難しい!となるでしょう

句会に出てもなかなか取ってもらえない

毎月の投句もあまり取ってもらえない・・・

そんな日々が続くといやになりますよね

心を強くしましょう、皆さん

3年は頑張ってみましょう

(一説によると男性は5年だそうです)




では早速句会のご報告です

今回もわたしく、披講をさせていただきました

少し慣れてきました



では、主宰特選句から


肉じゃがのほろほろくずれ冬の雨  成子

(「ほろほろくずれ」が肉じゃがの感じが出ている。「冬の雨」がいい)



水底の冬の形の小石かな  コト

(本格的ないい句)



村一つ昭和に染めて柿たわわ  典子

(上手すぎる。何度読んでも一番いい!)



次に各選者の方の特選句です


栗原節子さん

エプロンは赤い花柄冬はじめ  伸子


渡辺澄さん

卑弥呼の歌かこんなにも木の実降る  マリ子


米田規子さん

十二月八日大黒柱に朝日  直子


川嶋悦子さん

十一面のいずこ向いても枯野かな  博臣


駒由美子さん

村一つ昭和に染めて柿たわわ  典子



今回はなんと主宰の特選で

5人の選者全員の選

そして一番の高点というハットトリックを披露したのは

山口典子さんの



村一つ昭和に染めて柿たわわ



でした

私も勿論いただきましたし

今回の特選句だなと思っておりました

主宰が

「高得点の句は、えてして言い過ぎていることが多いが

この句はそれでも何度読んでもいい句だ」

と評しておられました

本当に素晴らしい句だと思いました

山口典子さんは

同じ海紅句会のお仲間で

句会の司会をされている響焔同人

新人というよりもベテランさんです

やはりさすがです!




私の句は・・・

辛うじて主宰と渡辺さん、駒さんの並選をいただきました




次に皆さんとお会いできるのは60周年大会でしょうか?