二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

千葉新人句会・6月~季語!季語!!季語!!!

2019年06月29日 | 俳句
梅雨ですね

一昨日の産経新聞の産経抄に

日本文学者のドナルド・キーンが

「桜の咲く季節、新緑、紅葉の季節」を差し置いても

「梅雨の季節に最も心惹かれる」

と、エッセーに書いている

との記事がありました





我が意を得たりです

ゲリラ豪雨はいやだけど

昔ながらの梅雨の風情って

とても日本的でなんとも落ち着くのです

緑の葉っぱはしっとりと濃くなり

雨の音もいい

髪は膨らみ乱れ

足元は濡れて気持ち悪いんだけど

なーんかいい

溜まっていく洗濯物だけは悩みの種ですが...




今月もまた

仕事の関係でふたつの句会に行けず

久しぶりの更新になりました

では主宰の言葉から

沢山あります!



・比喩はわかりすぎてはダメ

・外国の花は歳時記に載っていなくても季語(季節のあるものは季語になる)

・6~7割の人が知っている言葉を。特殊なことは言わない

・外国の景を詠うのは俳句としてどうか?一般的にする

・季語は付かず離れず。季語選びには感覚を磨く修練が必要

・歳時記にあるような季語、誰もが使うような季語を安易に使わない

・季語ひとつで俳句が壊れてしまうことがある

・平凡な内容なら季語をがんばる。内容が頑張っているなら、インパクトのない季語に。俳句はバランス

・ギリギリのところを言う。1+1=2ではなく1+1=3で勝負

・事柄を説明したのでは俳句にならない

・俳句は今、ここ、我。過去からの経緯を言うのではない

・「や」切れ→~いて(~おりは×)




今回は季語についての言葉が沢山ありました

季語選び、安易にしていませんか?

今回は「麦の秋」という季語を使った句が多かったのですが

どれも響かずだったようです

自分のことを振り返ってみると

上に事柄を述べて

さて、季語は何にしようと歳時記をながめ

今の季節に合うそれっぽい季語を持ってくる

という作り方をすることがあります

確かに安易ですね~

まず事柄を述べているところでインパクトなし

そこに取って付けたような季語

これでは人の心に残るような

訴えかけるような句はできませんね

「歳時記にない季語を持ってくる!」

などと言う

「そりゃ、どういうことだ」と

弟子を悩ますような発言まであった昨日の句会

「それはちょっと言い過ぎた」

だそうですが

「だけどそのくらいの気持ちで季語を持ってくる」

ということでした




季語は大事

画竜点睛

慎重に丁寧に選びましょう