彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

「野田総理、なに考えてんだ!ばかやろー!」と興奮!

2011年11月24日 | Weblog
興奮したのは講師の先生です。この日は盛岡の自治会館で議員研修会。3人の講師先生の貴重な話を聞いてきた。3人目の時事通信社、解説委員の方の話は強烈でした。 野田総理の早稲田の五つ先輩。 「消費税増税、人事、財務省主導。増税ありきは松下政経塾の幸之助さんの教えに反する行為だ。」松下政経塾出身者は、口先集団、信用できない。あの幸之助さんも、引退直前に、側近に「あれ(政経塾)は失敗だった」と言ったとも言われているらしい。 ゆかいな講義だった。


「官僚は国益でなく、省益で動く。彼らにとっては、増税と天下り先を創ることが大きな手柄となる。だから増税に走る。」
そういえば、財務官僚を辞めさせられた古賀さんの「官僚の責任」にもそう書いてあった。
「今、このデフレで景気の悪い時期に増税するということが、信じられない。しかも、選挙で公約した、公務員給与20%削減もいまだ手つかず。これだけで10年で10兆円削減。なぜやらないのか。韓国も中国もインドもTPP参加の意思はない。日本はアメリカのルールにはめこまれるために、利用されているだけ。」「日本崩壊の方向だ」

迫力のある講演でございました。

消費税、15年ごろをめどに10%~15%にするらしい。
今のこのデフレ脱却対策もないまま消費税を上げられても、商品に添加できない。
そのひずみは、設備投資減、給与減、仕入先値引き(特にスーパー)などに行き、
益々景気悪化の要因になるのではないか?
小さな商売をやっているものにとっては、値段を上げるわけにもいかず単なる増税になる。

一人目の日経新聞社、論説委員の「地域主権」の話、二人目の名大名誉教授のかたの「議会と首長は車の両輪はインチキ。首長の権限は、議会よりはるかに絶大。」
など、興味深く目からウロコの話でした。
片方だけの車輪が大きくて、一箇所をくるくる回るだけ?

明大教授が、定数削減の話にも触れた。
『議会が「行政の監視機能強化」という前提であれば、減らせばいいと言うものではない。「みなさんの理論武装としては、減らして議会の監視はどうするんですか」と
言って下さい。』
本当に議会が監視機能を充実させていればと言うのが前提ということだと思います。

一方、『議会を強化して定数は削減し、少数精鋭主義でやるか。』
そのためには、議会の後方支援の強化が必要。
現在、議会の後方支援は議会事務局のみ。
議会事務局が充実している、あるいは常に手足耳となり、情報力、行動力があって
議会を支援すればいいのだが、むずかしい。
シンクタンクが必要である。
また、外部人事があっていいとも。
『町村議員は時間も人も金もないので、行政全てを把握するのには限界がある。
一人一人が、族議員化(専門領域化)が必要だ。』

さすがに、事情を把握していて的確なお言葉でした。

議会報の「議会だより」についても触れた。

折しも、ちょうど今、我が議会は初の議員手作りの「議会だより」を作成中。
「あんな、定例会がどうのとか、一般質問がどうのなど読みません。もっと住民の声も入れて、住民の読みたくなるものにしたほうがいい。」

「は? そうだよな。 もっと村民が目を向けるものにした方が・・・」と。一人、思いをめぐらせながら、聞き入った。

その話から、盛岡の帰りみちの車中、議員4人(たまたま全員広報委員)で話した。

今回はたまたま自分が思いつきで、住民の意見を勝手に入れた。
2名にお願いしようと思ったが、スペースが足りなくて1名だけだったが。
希望だったので「匿名」にした。 議員からそのことに異論が出た。

「匿名はどうかと思うなぁ。非難中傷がエスレートする可能性がある。」とある議員。

わたくしは、匿名でもいいと思っている。
なぜなら、我々が直接聞き、場合によっては我々の判断で掲載しないことも了解を得ればいいこと。
投書でもなく、直接聞いていることが、フィルターの役目であること。
一番の理由は、我々議会に対する本音の意見を出してもらいたこと。
われわれ議員が批判されるのは、それは議員として耳を傾ける必要がある。
村民個人に対するようなものは載せる必要はない。

名前を出せば、きれいごとでなければ言いづらい。
相手は、我々聞く当事者に対する意見提言。常識的に考えてもそこまで心配することはないのでは?
問題が出たらやめればいいのだし。
予防線ばかり張っていれば、発行すりゃぁいいという「面白くないものづくり」になってしまう。

ネット掲示板のような、匿名で相手を非難することは、隠れて無責任に非難することで卑怯な行為。
議会だよりは我々が直接聞きながら書くもの。
匿名とは言っても、取材側には人が見える。
ネットや投書の無責任な匿名とは全く意味が違う。
目的は、村民に議会に目を向けてもらうこと。
議会だよりを通じて、村に感心を寄せてもらうこと。

もっと、形式にとらわれずにやりましょう。。。。
と、なかば強引に意見を押し付けた感もあった・・・・

ただ、今回は初めてで形式的に作成する余裕しかなかった。

次回はもっと違う形で発行しようと考えている。・・・希望は・・・

非常に有意義な研修会でありました。

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