「サナエあれば憂いなし」の高市早苗さんの総裁立候補会見が昨日9日ありました。
「経済成長をどこまでも追い求めます。」
本質をついています。
ほかの候補者は、根本問題である今のこの状態に触れない。
高市早苗候補は分かっている。
だから岸田からも、他の閣僚からも嫌われているとも聞く。
本当のことを言うなという事でしょうか?
先進国で唯一財政出動を抑えて、GDPの伸びない国が日本。
そこから派生しているもろもろの問題があり、国民は苦しいのに助けない。
それは、「財政破綻」の幻想におののいて「経済成長」に舵を切れないためでしょうか。
下の新聞の6行目。「たるんだ財政規律」とは現在の状態のことで、元に戻すとは、
予算の要求額を100兆円以下に戻すことで、その気がないという事を憂いています。
財政出動を抑えろという事です。
「日本の財政は主要先進国で最悪水準にある。」とのことで、
無責任な国債依存に気づき、もっと国民依存(増税)に改めよ。ということでしょうか。
緊急予算の恒常化・大型化・放漫財政。
日本の財政はもうだめですね。「日本終わり」という感じです。
違う見方も当然あります。
国家財政の反対側国民の状態は、(原口議員の国会質疑から)
・実質賃金23か月連続マイナスなんですよ。
・中小零細企業、約9000社潰れてるんです。
国債について、
・国債を借金を持ってるんだというのは大間違いで、
・利付の円をもっているわけですね。
・日本の国債残高(借金残高?)は1967年と比較して3,740万倍になっている。
(それでも破綻していない、国債発行の問題ではないという事を言っていると思います。)
・日本政府の対外純資産は418兆円(世界1位)
・外貨準備金189兆円(世界第2位)
・経常収支20兆円。世界でも稀有で裕福な国家です。
もちろん、立憲党内でも真逆の、新聞の論説のような意見もあるようです。
何が正しいか? というより、
どっちが国民経済を助けるかと考えれば当面の対処は見えるはずですが、
哀しいことに国民を見ていない、というより、
政府から無視されている状態は多くの国民が感じているはずです。
また、三橋貴明氏は財政破綻への質問で次のように答えている。
Q:財政破綻した国はいくつかありますが、そのあとどうなっていますか?
・ギリシャですが、財政支出を減らしなさい。政府はお金を出しちゃいけません。の状態。
・逆に増税しなさい。そして緊縮財政を強いられるわけです。
・財政破綻したから政府はお金を使っちゃいけません。
・増税して国民からユーロを奪い(増税)、ユーロ建て債券を返済しなさい。(自国立てでないので他国へ返済)
・若い人はギリシャから出て、ドイツとかに働きに出るので、人口減少が著しい。
・若者がいなくなるので子供が増えない少子化状態。
・物が売れずデフレ状態。
破綻後のギリシャは、なんと!今の日本の状態そのものです。
新聞の論説から行くと、財政破綻状態をもっと進めていかないとだめだという事です。
ギリシャを目指す日本!
もっと若者が東京や国外に出て働き、人口の一極集中を進めましょうという事です。
財政破綻していないのに、それと同じ状態を作る方向に進んでいる日本はいかがなものでしょう。
財源は何の財源でも、「国債発行」か「国民から奪うか」のどちらかしかありません。
(てーへんだ! てーへんだ! 借金が膨らんでいる!)
と扇動して、あーなるこーなると来てもいない不安を煽り、そうなるような緊縮政策で、
「財政破綻しないように」と「破綻状態の状況を国民に強いる」だけの目的になっている。
経済
「緊急予算の大型化は放漫財政で、軌道修正すべきだ」
と結論付けています。
日本は世界でも稀有な金持ち国家なのに、
ギリシャ状態を人為的に作ろうと必死に騒いでいるようにも見えます。
政治家の姿勢、考え方で国民の生活は左右されると感じます。
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