ビル、ブル化する。

26インチ折り畳みチャリのVILLE、普段55サイズ（長めのバーエンド付）のクロスバイクに乗ってる身としては40サイズのこのチャリは、すごく小さく、寸詰まり感が強いのが悩みどころ。120mmステムに交換してなるべくハンドルを遠ざけているものの、それでも全然小さい訳で。

カマキリハンドル化した街乗りマウンテンのROVER268のように超アップライトにすれば小さいサイズでも問題ないのですが、VILLEは一応折り畳みですがスポーツ走行を志向しているのでそれは却下です。

という訳で、ハンドルをフラットバーからブルホーンバーに変えてみることにしました。CROSSTRAILのように長いバーエンドをつけるのも良いですが、同じことをやってもつまらないですし……とか言ってますが、ブルホン化は単にこないだ行ったレイクタウンで衝動買いした結果なのですが。

Vブレーキのチャリをブルホーンやドロップにする際の選択肢は、ブレーキの引き量の関係から、
１：ロード系ブレーキレバー＆ミニVブレーキ
２：ロード系ブレーキレバー＆Vブレーキ＋引き量調整アダプター
３：ロード系ブレーキだが引き量はVブレーキと同じになっているもの＆Vブレーキ
となるそうです。

まず、余計な部品が増えて、調整などで不確定要素がある２は却下。１は、STIなどが高価であることはともかく、ミニVは調整がシビアであるそうなので、ホイールの精度がかなりやばいVILLEではブレーキ接触しまくりになると思いやはり却下、３を選びました……とか言ってますが、単に上記の買い物のときにダイアコンペのそれ用のブレーキを考えなしに買ってしまったからなのですが。

ブレーキはそれでいいとして、もう一つの問題がシフト。ブルホンバーに付く単体シフトとはなんぞや。答えは、バーエンドシフター……ではなく、普通にVILLEデフォのサムシフターが付きました。ハンドル径が違うので、ペンチで広げてやる必要がありましたが。

もともと、バーエンドシフターを検討していたのですが、折角だから79デュラエースのものがほしいところ。そうなると年内は絶望なので、この寸詰まり問題はかなりの先送りとなってしまうのです。まあ、このshimanoサムシフターもブルホンバーで使うにはケーブルの取り回しや、見た目とか見た目とか見た目とかが相当微妙なスタイルになっていたりします。

で、ハンドル周りの変更はすんなり昨夜終わったものの、本日、フロントディレイラーの調整で3時間以上ついやして尚且つ不完全のままだったりするわけですが、このままだと日も暮れてしまいそうなので、試走しました。うおお、姿勢が普通だ。フラットバーのときは最初の10分間くらい非常に寸詰まり的な違和感があったのですが、ブルホーン化したら特に変に感じることもありません。CROSSTRAILのバーエンドを握った限定的な低姿勢と違って、常にこの姿勢で走れるというのは新鮮。

ブレーキは、やはり本物の（？）Vブレーキレバーに比べてフカフカ感がありますし、ロックするほどの急ブレーキも掛けづらいですが、実用上は問題ないでしょう。シフトのほうは、シフトダウンするときにちょっと遠い感じがしますが、シフトアップは親指ボタン一つで出来るので、バーエンドシフターよりいいかもしれません。

＊　＊　＊

今回、タイヤも26x1.25から、以前買ってほとんど使わないまま放置してあった26x1.75に変えました。やはり乗り心地とか安定性を考えるとこちらのほうがいいと思うのです。最終的には26x1.5がもっともバランスが良さそう。で、一連のカスタマイズで、VILLEの車重は11.5kgから12.1kgと増えましたがまあ、許容範囲内でしょう。

あとは、ホイール交換＆リア9速（10速？）化ですね。現在余っている9速用のDEOREシフターは径を強引に広げられなく、バーエンドシフターを買うしかないので、やはり年明けになりそうです。もしくは、ホイールだけ買って、スペーサーはさみの7速運用はやるかもしれませんが……。


この突き出し。見た目はちょっとアレですが、乗り心地はかなり良くなりました。あとケーブルの取り回しは、先端にシフトを設置した関係やこのブルホーンバーがトライアスロンorTT用だったらしいことなどで、折角穴が開いて溝もついているのにハンドルに沿って取り回すのは不可能でした（シフトケーブルのほうは出来なくも無い。これは次の機会に）。


見てみぃ、この太タイヤ。1.75インチとは約44ミリです。ちなみに写真ではタイヤが逆向きについてますね……。

08/10/19:ville
　Dst:9.33km Av:14.2kmh Mx:33.8kmh