このブログで触れたかどうか覚えていませんが、
6月の13日に新しい家に引っ越しました。
全部が新しい、木造のエコハウスです。
ヨーロッパの古い家が大好きな私は、いまいちモチベーションが上がらずここ何年か来ましたが、
最終的にこだわりが強い私は、家の内装、間取りなど、
なんでも好きにやらせててもらいました。
優しく、あまりこだわりのない旦那さんに感謝。
その分、仕事の合間にいろいろなお店に見に行ったり、業者と話し合ったり、疲れる時もありましたが、
楽しんで、気にいる空間を作れたと思います。
この家の特徴は、Cohousing といって、みんな自分の家は分かれていますが、15家族(年齢も職業も違う)が、協力して、助け合って暮らして行くというところ。
ミケレがそういう生活を夢見ていたというのもあるし、私も彼も人が好きで、社交的なので、向いていると思って決めたのは4年ほど前。
大体2週間に一度やっていた夜中まで続く会議、グループに分かれて分担したいろいろな仕事。
私はほとんど何もすることもなく、旦那さんに任せてばかりでしたが、どの家族も本当に大変だったと思います。
私達は加わる前からプロジェクトはあって、土地を買うところから始まっていたので、本当の始まりからは7年くらいかかっての実現。
そこでの生活の大きな近く違いは、本当に住民達が大きな家族のようであること。
例えば、私もミケレも仕事の場合、Lucaを見ていてもらうとか、
今日も急な仕事が入って、Luca のお友達が泊まりに来ていたので、サマースクールまでの送りに車がなくて困ったら、空いている近所の人が連れて行ってくれました。
お砂糖とか、卵の貸しあいとか、雨が降ったら、洗濯物を入れておいてくれるとか、宅配便はもう不在ということは存在せず、とにかく今までの生活の常識をガラッと変えてしまいました。
お互いに信頼して助け合えるということは、本当に素敵なことだと思います。
例えば、普通の仕事をして家に帰ったら、家族にしか会えませんよね。大体、旦那さん、奥さん、子供達だけ。疲れて帰ったら、いろいろ嫌なところが目について、怒ったり喧嘩したりでストレスになることもあると思います。
でも、ちょっとした作業(畑の水やり、洗濯物を取り込む、など)をしながら、住民のと言葉を交わしたりするだけでも、ふっと力が抜けてリラックスできたりするもの。
こういう生活をしたら、鬱病なんてなくなるのではと思うくらい。
人によって向き不向きはあると思いますが、どんどん個人主義になっていっている私たちの生活。
私も都会育ちで、周りに住んでいる人たちとあまり関われない生活をして来ました。
現代の人の生活にはこういうコミュニケーションと周りの人との関わりが欠けているんだろうなと思います。
これからもお互い馴染んで、みんなが快適な生活が出来たらいいなと思います。
住民のお兄ちゃんがドローンから撮ってくれた、空から見た私達の家達。