LAPIS 学習内容と宿題

高校受験のLAPIS鎌ヶ谷で行われた授業と宿題をみなさまにお知らせします。

懸命に生きている息子に感謝を!20230314

2023-03-12 | 気になる文書
私の大好きな河合先生(東洋大付属京北中高元校長、現京北幼稚園園長)の本
「賢く強い子になる男の子の育て方」からの引用です。

懸命に生きている息子に感謝を!

これまで、数多くの子育てに悩む保護者とお会いして、その悩みの多くが、過去の経験、あるいは未来への不安から起こっていることに気づきました。
●新しいクラスになじめず、なかなか友達をつくれなかったことがある
●自分からいい出して始めた習い事を、途中で投げ出してしまったことがある
過去のこうした記憶が、頭のなかに残っているものだから、子供がしようとしていることに対しても不安を抱えてしまうのです。要するに、子供のことを過去の行いから判断しがちで、現在の視点で素直に見ていないということです。だから、つい、
「あなた、以前も同じようなことをいって結局放り投げたじゃない。今回も、同じことを繰り返すんじゃないの。あんな思いは、もうこりごりよ」
「こんなことでは、この先どうなるか心配。きちんとできるのかしら」
などと、現在とはまったく関係のない過去のことをわざわざ持ち出したり、過去はおろか、未来のことを持ち出してしまうのです。
そんなことをいわれても、今を生きている子供には伝わりません。ましてや、子供の未来の行動に対してまで、勝手に不安を膨らませ。それをあおることに何の意味があるでしょうか。いうまでもなく、大切なのは今この瞬間です。
あなたの息子さんは、今を懸命に生きています。誰かに認めてもらいたがっています。それはとても立派なこと。目の前にいるお子さんのことを、これからもずっと、しっかり見守っていてあげてください。
「生まれてきてくれて、ありがとう!」
「母さんでよかったよ!」
「父さんでよかったよ!」
こんな親子の関係でありたいものです。

河合正著「賢く強い子になる男の子の育て方」三笠出版 知的生き方文庫 p205~206

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